ラフ案ってどうしてる?
みなさんはラフ案ってどんな形式でだしていますか?
今回は現場でアートディレクターにファーストアイデアとして見て頂くラフ案について触れて行きたいと思います。
現場にはアートディレクターがいます。アートディレクターとは、デザインや方向性、コンセプトなどの決定を出す人です。
ラフ案は現場でも自主制作でもすごく大事な部分です。ここをおろそかにすると、デザインから完成までにすごく時間がかかってしまったり、最悪の場合作り直しにもなりますので大事に取りかかっていきましょう!
1:ターゲットを考える。
どんなものを作りたいのか、お客さんが求めているものはなんなのか、理由は様々ですがクライアントに沿ったものを考えるところからまず始めます。
クライアントから話を聞いて大事なところなどメモると思いますが、この場面で役立つのが5W1Hです。
情報をキレイにまとめてくれるので頭の中がごちゃごちゃしなくなります。5W1H誰でも知ってるとは思いますが、結構役にたちます。
2:コンセプトを考える。
紙面やデザインでなにを伝えたいかがポイントになってきます。コンセプトが明確であれば、コンセプトに合った世界観になるようビジュアル(画像)を選定し、フォントも雰囲気に合ったものを選び、色も効果的なものを選択することができ、デザインの目指す方向もより明確になります。
3:ヴィジュアル(視覚に訴えるもの)を考える。
紙面全体を引き締めるのがヴィジュアルになります。
ここが一番デザインに力を入れる部分となり、クライアントの考えているイメージをイラストや写真で表現することがもっと重要です。
考え方としては、言葉の連想ゲームを用いてヴィジュアルに落とし込んだ方が斬新なデザインが出来上がると思います。
(言葉の連想ゲームの例)
水→冷たい→氷→透明→無色→白→空白
捻ったデザインができるのでラフ段階でもすごく楽しめます。是非試して見て下さい。
4:最後に
ラフの考え方を色々紹介致しましたが、いかがでしたか?私の場合ですとラフ段階ではこのように考えて制作しています。現場ではラフを10〜20案を目標にしています。(選ばれるのは1-3案くらいになりますが(泣)
aiデータのみにはなってしまいますが、今回ラフ案のテンプレートを添付いたしましたので現場などで是非使用して見て下さい。
●テンプレート説明
黒帯部分 どんな案なのかを記入
Aの部分 案の数ABC・・・と続く
企画主旨 デザイン全体の説明など
参考イメージ コンセプトにあった画像を添付
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