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ペットボトル用ロートをつくってみた

 大きなペットボトルの麦茶を小さなペットボトルに移す。
 ペットボトル飲料をあまり買わない我が家だが、最近ペットボトル麦茶を箱買いしたもんだから、小さなペットボトルに移す必要性が出てきた。
 コップで飲みゃいいじゃないかって、そりゃそうだが、ひょっとしてコップだと手をぶつけてこぼすじゃないか。PCデスクの上でそんなことになったらわやじゃ。だからペットボトルに移して飲みたいのだ。
 VRヘッドセット付けて運動中の水分補給にもペットボトルは欠かせないさ。なにせ視界の中はに無いが実はすぐそこにある飲み物をいつ蹴飛ばすか分からないし、いつ殴りつけるか分からない。だからキャップが出来るペットボトルが最適なのさ。

 しかし大半の方は既にご存知、ペットボトルからペットボトルへ飲み物を移すのはそこそこ難儀だ。そおっとやれば出来ないことはないからついやってしまうのだが、調子に乗ってホイホイ言っていると下からこぼれていて全然入っていない、床は麦茶びたしなんてことになる。普通の人はそんなことにはならないだろうけれど。

 というわけで漏斗ろうとはないかと愚妻に尋ねると、植木に水をやるやつがあそこにあるがね、と真顔でう。それはじょうろやろ、と言ってやると、何をアホなという目で見返してきて、あんたじょうごとゆうたやろ、と謂う。わしがゆうたのはじょうごやなくてじょうろや、と私も支離滅裂になってしまって、もういいわと立ち去ろうとすると、背中からその耳のねじれた嫁が謂う。あんたそれ、スリーデー何とかで作ったらいいがな、と。

 というわけで、スリーデープリンターで漏斗(ろーと、じょうご)を作ることにした。
 ただし今回はあんちょこを見て作ることにした。つまりは手抜きだ。まあいい。
 
 データはこちらから拝借した(▼)。大と小の二つがあったので、とりあえず大きい方を入手した。大は小を? そう、兼ねるですね。


 何も考えずにさっそくプリントしてみたら、途中で失敗している。そうだよな。そんな気がしてたさ。というわけで、天地逆転させてプリントし直した。 
 そして出来たのがこいつ。

印刷したロート

 上下逆ね。
 だから使うときはこっち向き。

印刷してヒックリ返したジョウゴ

 ペットボトルにはめてみると、

ペットボトルにねじ込んだ漏斗

 良いね。
 実際使って見ると、なお良い。

 自慢気に嫁に見せると、一瞬目をやっただけで、興味なさげにほぼ無反応。どうやらテレビドラマの方が面白いらしい。
 なんね。
 仕方がないので風呂に入っていた息子に見せに行くと、笑顔でうなずいてくれた。かと思えばすぐさま、そう言えば、と違う話を振られた。
 なんね、みんなして。

おわり
 

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