価格改定前に調達したいところだが、どのレンズが欲しいか決まらない・・・
ソニーが価格改定を行うことになり、変に購買欲を刺激されてしまっている私。
カメラ本体と広角単焦点のレンズ一つを購入した。
しかし、価格改定前の駆け込みとしてレンズ一本で良いのか、と心の声が囁く。もう一本行っちゃえよと耳元でうるさい。
そこで価格改定表とにらめっこしながら、あーでもないこーでもないと思い巡らせているのだけれど、欲しいと思うレンズに限って価格改定対象ではなかったりする。
価格改定対象でないのであれは別に慌てて買う必要がないと理性的な方の私が呟くが、耳元のサタンはこう言う。
何言っちゃってんだよ、欲しいかどうかじゃなくて今買わないと後で欲しくなった時に値段が高くなってて後悔するのは自分だぞ、そんなのは俺は嫌だからな!
どうしようか。
普段なら迷ったら買うというご都合主義の私だが、それはあくまで、これとこれのどれにしようかと迷うときのことだ。今回はそうではなくて、迷うまでの候補が無い中で買うか買わないかを迷っているのだ。おかしな話だ。
持っているのが20mm F1.8の広角だから、候補となるのは標準域からやや望遠系のレンズ。24-135mmで高画質かつ明るいのがあれば嬉しいがそんなのは無い。あったとしてもバカ高いだろう。
このズーム域に近いのがこれ。
しかしこれは新製品のため値上がり予定ではない。つまり慌てて買う必要が無い。
これも良い。しかしこれも値上がり予定対象品ではない。
ズームレンズは便利に使えるように思えて、写真を取るのに必須なわけではないというのも事実。
やはり単焦点か。
そこで目をつけたのがこいつ。
評判の高いGMレンズだ。
望遠過ぎない望遠。
ポートレートには最適だろう。
でもポートレートは撮らないんだよなぁ。撮ったとしても飼い猫のポートレート位だ。
しかし今なら236,000円が9月には、つまり明後日には270,600円になる。高い! 値上がりする前に是非買っておきたいところだ。
悩む。
もう少し眺めているとこんなのもある。
これはマクロレンズだが中望遠としても使える。2015年発売とちょっと古くフォーカスも遅いようだが、走り回る子供を撮る訳ではないし、なんて思う。
悩む。
なぜ悩むかと言うと、最初に書いたように買う必要かどうか分からない中で探しているからだ。探しているうちにもしかしたら、こういうのが欲しかったんだよ、と思えるものに出会えることを夢見ているだけだ。
どうせならGMレンズにすべきか。
それならさっきの135mmだ。明るくて良いレンズだ。しかし使い所が見出だせない。このレンズで何を撮るのかイメージが湧かない。撮ろうとする画にこのレンズの画角が欲しいと思えない。レンズ越しの風景のイメージが出来ない。
では、これはどうか。
基本に立ち返っての「ど標準レンズ」。
高校生の頃に高くて買えなかったF1.2(あの頃はニコンだった)。
ちょっと待て。これ279,400円もする。重さは778グラム。
う~ん。良いが決め手が無い(私にとって)。写真としては標準レンズだけれども動画を撮ろうと思うと少し画角が狭い(私にとっては、だ)。
これはどうか。
昔から個人的には35mmは中途半端な広角というイメージ。しかしこれは思い込みで、実際には35mmの単焦点は使ったことが無い。要するに食わず嫌いというわけだ。むしろ動画と考えれば標準レンズ枠だろう。
スマホは広角域が普通だから、スマホでの写真撮影に慣れた昨今では見慣れた画角かもしれない。見慣れすぎてて個性が無い画になりそうか。
でも、個性は画角で決まるものではないよな。
いいんじゃないか、これ。
でも、迷う。
時間が刻々と迫る中、そろそろ決めなければならない。
買わないという選択肢も、もちろんある。
買わなくても誰も損はしない。
たぶん、私も後悔なんてしない。
今の私を捉えているのは、後悔するかもという妄想だ。
SONYに貢ぐか貢がないか。
そんなつもりは無かったのに、昨年来SONY信者の仲間入りをしたかのように身の回りにソニー製品が増えている。
家族はやめておけというのに貢ぎたくなる気持ちは何かに似ているかもしれない。
もう、後には引けないか。
神のみぞ知る、だ。
おわり