ITOKIのデスクパネルにモニターを取り付けられるようなアタッチメントをつくってみた
私の勤める会社のデスクには下の写真に似たデスクパネル(対面との仕切り)がある。
今回私が思い立ったのは、PCモニタをこのデスクパネルに固定出来ないかということだ。
机の構造上、モニターアームは取り付けられなさそうだったので苦肉の策ということになる。もっとも、モニターをパネルに取り付けなければならない必然性は無い。単に趣味の問題だ。
という訳で、今回は「ITOKIのデスクパネルにモニターを取り付けられるようなアタッチメントをつくる」のがテーマだ。
デスクパネルを採寸し、Fusion360上でモデル化、レンダリングしたのが下の図だ。上部の金属製の部分が下の2つ目の図のような断面になっていて、左右から引っ掛けられるようになっている。
デスクパネルの3Dモデル
デスクパネル断面
電話台などのオプション品が販売されている
取り付けるPCモニターは24インチのタイプだ。
まず、PCモニターに取り付ける側のアタッチメントをつくる。
多くのPCモニター背面にはVESA規格とは、モニターをモニターアームなどに取り付ける際のネジ穴や間隔を定めた国際規格で、一般的なモニター背面の取り付け用穴は4箇所でそれぞれ10cm間隔になっている。
VESA:ベサ、Video Electronics Standards Association
VESA規格では、取り付け用のネジ穴径はM4で長さ10mmだという。
そこで、モニターに取り付ける側のアタッチメントは下図の様にした。
1つのパーツで造り上げることはムリなので、今回は4つの大きなパーツを作ってそれらをボルト・ナットで組み立てる方式とした。
いきなりだが、パーツを並べてみよう。
モニタープレートの背面の突起はベースユニットを挟み込むようになっていて、ここにワッシャを差し込むことで留められる。最終的にワッシャはM6のボルト・ナットで締め付けて固定する。
組み上げるとこんな感じになる。
組み上げた状態
上がデスクパネル側から見た図
下がモニター側から見た図
こちらの図では見やすくするためにモニタープレートを青色表示とした。
デスクパネルに取り付けるとこんな感じになるはず。
ちなみに、ボルトの頭とナットには下図のようなツマミをつけてやった。
これで工具が無くても締め付け出来る。
で、完成したのがこちら。
デスクパネルに取り付けてみると、こうなりました。
なかなか、いいんじゃないでしょうか。
実は、これで使ってみたのですが、モニターの剛性が足りないせいか、画面が少し前のめりに傾いていたので、ベース部分を少し(3°)上に傾けて作りなおしました。
パネルへの取付部がやや貧弱なので、いつか割れてモニターが落ちそうな気がしてならないが・・・。
おわり