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有孔ボード受けを作ってみた

 小学校の音楽室にあったような、たくさんの小さな丸い穴の空いた壁板。有孔ボードという。音響とは関係なく何かを引っ掛けるものとして利用されているのは良く知られているだろう。
 有孔ボードは、25mm間隔で5mm径の穴が並んでいる(別のタイプもあるらしい)。この穴を利用して金属製の引っ掛けフックを差し込んで何かをぶら下げる。
 例えばこんな商品がある。

 このボードは引っ掛けることを想定してつくられているので、結構硬質の板で強度がある。我が家でもこれを使用している。
 しかし、もっと大きなものが欲しくなってホームセンターで売っている音楽室用の有孔ボードを購入した。寸法は畳1帖分だ。これだとすこし柔らかくて本来は何かを引っ掛けるのには適していないように思える。きっと本来の使い方は音響用なのだろう。

 有孔ボードを石膏ボードの壁に取り付ける際には、ボードを壁から少しだけ浮かした状態で設置するための止め具が必要になる。例えばこちらがそうだ。

 我が家でもこれを使用しているが、この位置決めが案外難しくて何度もやり直すことになる。止め具一箇所当たり4本の虫ピンを使うので、目立たないはずの穴が結構目立つ。小さな穴がいくつも開いているのを見ると鳥肌が立つので、これだったらむしろ思い切って壁にネジ穴が残ってもいいやと思うに至った。
 ただし石膏ボードだけではビスを保持する強度が無いので、石膏ボードに木の板をビスで打ち付けて、その上に有孔ボードをビスで固定することを考えた。
 今回はその時に使用する止め具を3Dプリンタでつくってみた。

小さな穴が・・・
場所が上手く合わなくてやり直した結果だ。


 作ったのは何の変哲も無いもので、真ん中にビスを通す穴を開けてあるだけ。
下部を垂直に立ち上げて袴にしてあるのは、ビスを打ち込む時に供回りするのを手で押さえやすくするため。工夫はそれくらいなものだ。

こんなやつ
なんの変哲もない

 で、プリントしたのがこちら。

出来た!

 まだ使っていないので使ってみた画像は無いが、この一つまえのバージョンならある。実はこれの改良版ということだ。

袴が無いので押さえが効かずにネジと一緒にくるくる回ってしまう。
新バージョンではこれを改善した。

おわり

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