INTPとIEIの組み合わせ故に起こる矛盾や葛藤
懺悔。
私は、誰かと会話している間、その場のノリで決めたことを、翌日唐突にひっくり返すという、傍迷惑な行動を何度かしている。(特に、恋愛の場面で多い。クズムーブといってもいい。)
それを、もしかしたらINTPとIEIの組み合わせで説明できるかもしれないので、考えてみた。
まず、それぞれのタイプの心理機能について確認する。
INTPの心理機能は、以下の通り。
内向思考(Ti)←主機能:意識的に良く使われる
外向直観(Ne)←補助機能:気づかないところで、主機能を補助するために使われる
内向感覚(Si)←第3機能
外向感情(Fe)←劣等機能:最も優先順位が低く、最も使われない(気づかないところで使われ、影響力を持っている)
IEIの心理機能は、モデルAで考えると4番目までの機能は以下の通り。
内向直観(Ni)←主導する機能
外向倫理(Fe)←創造する機能
内向感覚(Si)←規範の機能
外向思考(Te)←脆弱な機能
ここで注目したいのは、「Fe」。MBTIの場合は4番目で、ソシオニクスの場合は2番目に来ている。
この観点をもとに、「判断の急な覆し」について、Claudeを使って考えてみる。どのような経緯でそんな行動に至ってしまうのだろうか?
(1)会話中の反応(主にIEIの特徴):
Feによる場の雰囲気や相手の感情への即応的な反応
相手の感情に寄り添おうとする自然な傾向
その瞬間の感情的な流れに身を任せやすい
(2)一人になってからの再考(INTPの特徴が強く出る):
Tiによる論理的な分析が前面に出てくる
感情的な判断から離れて、客観的に状況を見直す
「本当にこれでよかったのか」という内的な検証プロセス
(3)決定の覆し(INTP-IEIの相互作用):
Ni(IEI)による時間軸での再解釈
過去の決定の影響を未来に投影
直観的な違和感の明確化
Ti(INTP)による論理的な再評価
感情的な判断との矛盾の発見
より合理的な判断への修正欲求
もっとシンプルに表現すると、
その場では相手の感情に応えようとする(IEI→Fe)
後から論理的に考え直す(INTP→Ti)
将来への影響を考え、本質的な違和感が明確になる(IEI→Ni)
この3つの要素の相互作用が、判断の急な覆しにつながりやすい。
会話している間は、その場の雰囲気を乱さないように、周りに合わせて振る舞う。(振る舞うことができてしまう。)でも、一人になって改めて考えた時には、周りの雰囲気や価値観は重視しない。むしろ、「自分自身がなぜそうするか?」というところが大事。その説明が見当たらないと、会話中にした判断を覆す羽目になる。
MBTIにおいてもFeが1〜3番目の機能に入ってきているのであれば、そのコミュニティの雰囲気を壊すような行動はできないかもしれない。しかし、INTPにとってFeは劣等機能なので、そこに対する躊躇がない。やる理由が見つからない、もしくはやらない理由が見つかってしまった場合は、やりたくないのである。
🤔💭
もう、その場の雰囲気で意思決定するのはやめよう。何かを決めなきゃいけない雰囲気だったら、「まずは一人で考えさせてください」と言おう。
でも、一人で考えたら大体否定になりそう。時には、周りに流されて勢いで決めた方が、自分にとってもプラスになることもある。
もしかしたら、その場にいるメンバーが大事なのかもしれない。信頼できる人、後から一人で考えても会話の内容に違和感が出ない人と一緒にいる場だったら大丈夫かも。(要検討🔖)
ついでなので、INTPとIEIの組み合わせで矛盾や葛藤を感じる他の場面についても、Claudeを使って考えてみた。
(1)意思決定のプロセスにて
「論理的には正しいが、なんとなく違和感がある」、
「直観的にはこうしたいが、論理的な説明ができない」
という状況に陥りやすい。
(2)人間関係において
社交的に振る舞えるが、それによる疲労が大きい。
人との交流を楽しみつつ、一人になりたい欲求も強い。
(3)コミュニケーションスタイル
状況によって大きく変動する。
論理的になりすぎたり、感情的になりすぎたりする。
(4)自己理解や自己表現において
自己分析を論理的に行おうとするが、状況によって変化する自己を認識している。(一貫性と可変性の間で揺れる)
「本当の自分」の定義に悩む。
やっぱり、INTPとIEIの組み合わせは矛盾だらけだけど、だからこそ見える世界もきっとあるはず。私は生きる。
終わり!
謝辞:Claude、Lummi