ポジれない病の苦悩
FXを初めて半年くらいたった頃、ポジれない病になったことがあります
テクニカル手法を身につけていくうちに、確信を持ってエントリーできるポイントが何処にもないと感じるようになったからです。
リスクが見えるようになってきたという点では成長なのですが、とにかく勝てる算段が立ちませんでした。
毎日チャートを見てあれこれ考えるものの、結局、動けませんでした。
それぞれのセオリーが矛盾しあっているから様子見、矛盾していなくても念のため様子見、たまに良さそうな状況が訪れても、今ここでエントリーするくらいなら、さっきの方がましだったと様子見。
そして、その結果を見てはやっぱりなと胸を撫で下ろしたり、エントリーしておけば良かったと悔しがったり…。
まるで女子に話しかけられない思春期の男子のようでした。
毎日一日中モニターとにらめっこの状態が数か月も続きました。
専業トレーダーになりたい思いが強く、負けられないプレッシャーを過度に感じてしまっていたのでしょう。
負け癖がついて、トレードが趣味になるのを避けたかったのだと思います。
几帳面な性格の悪いとこが出たと反省しています。
転機は理論の断捨離
知識を身につければ何とかなると、役に立ちそうな情報を無制限に身につけ、収拾がつかなくなる愚行。ただの頭でっかちになっていたのです。
なので、まず一つのポイントで勝つことから始めようと謙虚になり、必要な情報だけを集めるためにこれまで学んだ理論を整理することにしました、まさに理論の断捨離です。
そこで、移動平均線3本を使う戦略に絞ってみたところ、やっとポジれない病を克服できたのです(今は違う戦略を使っています)。
それで直ぐに勝てるようになったわけではないのですが、トレードは極力シンプルに行うべきという意識が芽生えたきっかけになりました。
わたしはFXの戦略を作る際は登山をイメージしてしまいます。自分の力量に対してリュックに荷物を積みすぎても、減らしすぎても登頂はなりません。
トレードで行き詰った時、あえて知識を減らしてみるのもありなのです。
■現在、何を基準にしていいかわからない方へ
水平ラインを意識した戦略から始めることをおすすめします。
シンプルゆえに扱いやすく、自分のトレードの改善点に気づきやすいです。
※前回の記事で水平ラインに触れていますので、まだご覧になっていない方はよかったらご確認ください。
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