⑭ より説得力のある主張に向けて
「⑬学生の表現ⅲ」で示したものの主張をより説得力のあるものにするためには、構造面においては以下の3つの方法があります。
・「データ」の根拠となっている具体的な事実を増やす
・「理由づけ」の根拠となっている具体的な事実を増やす
(上記2つは、帰納的論理性を強めるため)
・「主張」を導く「データ」及び「理由づけ」を増やす
(演繹的論理性を高める *論理を束にする)
「⑬学生の表現ⅲ」で示した学生は、以下のように構造を強めました(強めたところは強調文字にしました)。
<学生の表現>
・美術部での活動と現在
・絵の画材のための取材の旅
・現在の日々の様子
↓
私の愛するものは絵を描くことである
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↓ ・苦手な絵の克服
↓ ・上達した喜び
↓ ・ストレスの発散
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↓←←絵を描くことは「努力する意味」の成長を教えてくれる
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↓ ・美術部員たちとの交流
↓ ・ネットで知り合った方々
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↓←←描くことは人との繋がりももたらした
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私は愛する絵によって努力と成長を教えてもらった
(これは看護師となるためにも大いに役に立っていく)
「データ」(「理由づけ」)を導く具体的な事実を加えていって帰納的論理性を高めることは、記事「⑥学生の表現ⅱ」でも示してきましたが、「主張」を導く「データ」及び「理由づけ」を増やして演繹的論理性を高めることは初めての挑戦でした。
しかし、「主張」を導くものが複数あることによって論理が束になって強くなったことは表現してみて実感していました。
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