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聞く読書、ついにハマる

私の読書はここのところ変化している。

数年前、部屋の狭いひとり暮らし時代に、ものをとにかく減らしたくて電子書籍に移行した。

それまでは漫画も本もやっぱり紙、というタイプだった。
手になじむ感じがいいんだよ、と通ぶっていたが、いよいよ片付けなければと思った時に、それは果たして心からの言葉か、と疑問に思った。

つまり従来の紙で読むほうが慣れているからというだけで、電子書籍を読まず嫌いをしているのではないかと。

案の定というかなんというか、ためしに読んでみると電子書籍は案外読みやすかった。しかも電子のほうが購入する時に安かったりするのだ。

そうとわかると私は、手のひらを返したように全巻そろっていたONE PIECEも、分厚くてお気に入りだったハードカバーの「教団X」も、あっさりと古本屋へ持って行ってしまったのだった。なんて薄情なやつ。

最近はさまざまなことに手を出しているせいか、とにかく時間に追われている。寝る前にと思っていた読書も、またおろそかになりがちだ。

あれもこれもしたい場合には時間の効率化が必要不可決で、そうなると移動の時間やドライヤーの時間など、スキマの時間が急にもったいなく感じるようになった。

スキマ時間に読書ができればいいのに。

何気なくそう思った時に、ふと「聞く読書」というのをなにかで見たのを思い出した。つまりは朗読を聞くということだ。

聞く読書をするにはさまざまな手段があるようだが、せっかくなので簡単に体験してみようとYoutubeで探してみた。すると衝撃的なものを発見した。

ナレーターである窪田等さんのチャンネルだ。

窪田等さんといえば、「情熱大陸」「任天堂CM」など、さまざまな番組でナレーションを担当している超有名ナレーター。
耳にすんなりと入ってくる落ち着いた低音の声が特徴的だ。

扱っている本は宮沢賢治や芥川龍之介など、名作と呼ばれる作品。
長編の本もあれば短い詩もあるので、聞いていられる時間など、シーンに合わせて選ぶこともできそうだ。

先日出かける際の移動時間に、短めの「蛙/芥川龍之介」を聞いてみた。

これがめちゃくちゃイイ。
耳なじみのある声で、感情も強すぎず弱すぎず、明確に内容が入ってくる。さらに読まれているのが文豪の作品とあって、なんだかワンランクあがったような気分になって、むだに周りの景色とか意味ありげに見ちゃう。(これは私だけかも)

Youtubeとなるとデータ通信の問題もあり、Wi-Fi環境下でないとそう長く聞いていられないというのがデメリットではあるが、もっと他のもの、長編のものも聞いてみたいと思った。

聞く読書、メインで使用というほどではないが、利用することはこれからありそうだ。

なんでもやらず嫌いせず、やってみるものだな。


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