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Footwork & Network vol.25

Footwork&Network、略してF&Nは「出会った人」を紹介することを通じて、自らの越境活動について書いていくマガジンです。それぞれが違う分野に越境するようになり、多様な記事が生まれてくるようになりました。彼/彼女らが素敵な「オトナ」との出会いを通じて得た気付きやテーマにご注目あれ。


捨てないで、取っておく。/あべちゃん (働き方)

香川県にいたころ、地元の料理人の下で、塩つくりの釜で火をくべていたことがあります。木には、燃えやすい材質のものと、そうでないものがあって、燃えやすい材質の木は火が付くと逞しく熾るけれど、灰になるのも早く、一方燃えにくい材質の木は火が付くのに時間がかかるけれど、一度火が付いたらパチパチと静かに音を立てながら長い間持続します。ワーカホリックに、ひたすら仕事を頑張る。そんな人を見ると、一度消えた火は戻らないのに、燃え尽きたりしないのかな。と思っていました。そんな考え方にすこし変化を起こしてくれた人、三上己紀さんを紹介します。三上さんは、いくつもの種類の燃料を使いながら、ずっと少年のような火を熾しています。

気持ちをゼロにしない/おたに (働き方/子育て)

2023年6月29日、カフェゼミ#57が渋谷ヒカリエの8階のイベントスペースで行われました。私にとってはこのカフェゼミが、春学期初めての本格的なゼミの活動でした。そして昨年とは違って、渋谷の中心にある大きな会場で開催するのも初めて……。準備の段階からずっと緊張していたのですが、当日同じテーブルである方とお話ししたことで、その緊張が少しほぐれました。そのある方とは、この記事で紹介する佐々木彩子さんです。

身近な存在の背中が教えてくれること/ののか (働き方/場づくり)

私が大学2年生の時からキャストの一員として活動している『IKEBUKURO LIVING LOOP』。携わり始めてから約2年、様々な人と出会った。その中の1人に、私にとって頼れるお姉さん的存在の人がいる。昨年の11月に開催されたスペシャルマーケットの際に、私が初めてエリアリーダーを任された時も、不安な気持ちや困ったことを相談し、助けてくれる存在だった。今回はその方、Kさんについて紹介する。

主体的に、/グラ (働き方/まちづくり)

春学期の締めとなるF&N。今回は去年の11月ごろに出会ってから今に至るまで一緒に活動させていただいている合同会社 Ucycleの代表細田侑さんについてと、一緒に動く中で感じたこと、今も考えていることについて書きたいと思う。細田さんのカレンダーを見ると毎日違う予定がびっちりかつ休日もばらばらで毎日同じオフィスに出社し、休みの日が決まっていて…という会社員とは全く違うライフスタイルを送っている。そんな働き方をしている細田さんと出会って就活もあった自分は“社会人”というものについて考えさせられた。

聞く側? 話す側?/クマノミミ (コミュニケーション/場づくり)

分身ロボットカフェDAWN ver.β』とは、私が現在働いているところでもあるが、「すべての人に社会とつながり続ける選択肢を」っていうテーマをもとにするところである。もっと詳しく説明すると、外出困難者である従業員が「パイロット」になって株式会社オリィ研究所が作った分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作をし、顧客とのつながりを作っていく常設実験カフェである。このようなカフェで、パイロットとして働いてるさとこさんの人生に関するお話から、私は自分を振り返ってみた。

必要な存在/せんざいさん (コミュニケーション/場づくり)

私は4月から文京区教育センターの中にある「文京区青少年プラザ b-lab」という施設でボランティアをやっている。この施設は文京区に在学・在住・在勤の中高生世代が利用でき、ホールや音楽スタジオが使える他、Switchやボードゲーム、パソコンやiPadなど様々な物の貸し出しを行なっている。友達とおしゃべりするもよし、勉強するもよし、部活の練習をするもよし、ただただぼーっとするもよしの自由な空間だ。7月のある日のこと、私は一人の子とブロックスというボードゲームをやっていた。試しにやってみようかと言った時点で、私のこの日の活動終わりまで残り30分。机の上に広げてさあ始めようという時、b-labで良く顔を合わせる別の子が来た。ちょうどさっき到着したようだった。今日シフトは何時までと聞かれたのであと20分だよと答えると、急に不機嫌になってしまった。

ひとりひとりのコミュニケーション/しょう (コミュニケーション/場づくり)

文京区青少年プラザ b-lab」は文京区に在住・在学・在勤の中高生世代であれば誰でも利用ができる、文京区教育センターの中にある施設だ。ここで勉強をする子もいれば、ゲームで遊んだりする子もいる。ホールや音楽スタジオも完備しているので、運動やバンド活動もできるのだ。「自分にもこんな場所が欲しかった!」と私は利用者の中高生を常々うらやましがっている…。今回のF&Nでは、ビーラボでの活動のこと、その中で出会ったえつおさんという人を紹介したいと思う。

場と人とがフラットさを生む/みき (コミュニケーション/場づくり)

6月24日、私はゼミ生4人とソーシャルバー「PORTO」という場所に行った。場所は日本橋の方にある。元々は1人のゼミ生がアルバイトをしている神田の「ロボットカフェ」に残りのゼミ生で行ったのだが、その帰りである。ゼミ生の1人がこのバーの存在を知っていて、「みんなで行ってみよう!」ということで行くことになった。そしてそこで出会ったのが今回紹介する「Iさん」である。この方は私が所属している大学のO Bであり、一緒にバーに来たゼミのメンバーの1人と知り合いでもあった。

考えながら動く、動きながら考える/リンメイ (場づくり)

私は今回のF&Nで、碓井さんという方を紹介しようと思います。碓井さんは、板橋区南常盤台にある、カフェバー lil infinityというお店を経営していらっしゃる方です。日中は、小学生や中学生にお店を開放しており、自由に使って遊べるボードゲームが何十種類も用意されているなど、近所に住む子どもの遊び場となっていました。その中で碓井さんは、毎月2回、子ども食堂を開催しており、料理を子どもたちに振る舞うようです。

"モノの消費の仕方"を見つめ直す/なつ (エシカル消費/非・経済合理性)

「こんにちは!長岡ゼミの学生さん?」
 昨年の6月、初めて鎌倉にあるエシカル商品のセレクトショップ「えしかる屋」に訪れた際、最初に話したのがえしかる屋のオーナー店長の黒崎さんだった。昨年の4月にゼミに入って、越境をどうしようかと考えていた時期に、ゼミでゲスト講師としてえしかる屋プロデューサーである稲葉さんがお店のことを紹介してくれたことを思い出して、「1回実際に行ってみよう!」と決心したのがきっかけだ。事前に稲葉さんに連絡を取ってアポを取っていたものの、1人で初めての場所に行くことにガチガチに緊張していたのを今でも覚えている。だから、お店に入った瞬間、黒崎さんが温かく迎えてくれて少し緊張がほぐれたのだった。

エシカルで繋ぐ未来への架け橋/梅まよ (エシカル消費)

エシカルショップってなんだ?あまり自分と馴染みがないな。ゼミでフェアトレード、SDGsについて学んでいる中でエシカルな商品を取り扱っているお店があることを知った。自分の当初のエシカルアイテムに対する偏見としては、一部の使命感を持った意識の高い人が使用しているどことなく日常に馴染んでいないモノだった。そんなとき、同じゼミに所属する学生がえしかる屋というエシカルショップがあるから行ってみようと誘ってくれたので行ってみた。ここでプロデューサーの稲葉さんと店長の黒崎さんにお会いした。

学生運動を知り、経済学に興味を持つ/さとし (経済学)

「三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜」という映画を観た。今の自分と同年代の学生が、少し無責任に見える部分はあるが、学生運動に熱中している様子が印象的だった。自分を含む同年代の学生はバイトをしたり、スマホをいじったり、たまにしか投票に行かなかったりする一方で、当時の学生はとてつもない熱意を持って政治を変えようと行動していた。「なぜこの時代の学生はそんなに活発だったのか」この映画を通じてそんな疑問を持つようになった。漠然と頭の片隅でそのような事を考えながら参加したこども食堂でのボランティアで、森泉さんという70歳(当時)の男性に出会った。

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