妄想紙[vol.7]Zoom under the Sky
春学期は、家にこもったままでも学びつづけよう、変わりつづけようと様々なことにチャレンジしてきた。オンラインカフェを開いたり、オンラインホワイトボードを使ってプレゼンしてみたり。秋学期の長岡研究室で頻りに言われたのは、”Zoom under the Sky”。家の中から外へと居場所を変え、公共空間やカフェ、大学からオンラインでサブゼミをやったり、授業や会議に出たりした。これは、どこからでもzoomが出来るようになるためだけの活動ではない。変わりつづけるための活動であり、合言葉だと思う。今回の妄想紙のテーマは"Zoom under the Sky"。変わりつづけた私たちの記録だ。(なつ)
▼カフェでzoomは悪いこと?/はるか
サブゼミにカフェから参加した時、隣に一人でくつろぐ客がいて気まずさを感じたというはるか。多くのカフェはWi-Fiや電源が設置されていて、Zoom under the Skyにはぴったりだが…カフェでzoomは悪いことなのだろうか?
▼インドアは外出から逃げる生き物/mika
最初は「zoom under the sky はたまにやるからいい」というタイトルの文章を書こうとしていたというmika。外でも集中できるような環境を人一倍用意していたように見えた。しかし記事を執筆していく中で、そもそも「外に出る」ことへの思いに気づく。
▼KeepChangeとチャレンジの土台/natsu
Zoom under the Skyという言葉は、ただ外でzoomをやれるようになるという意味ではないと言うnatsu。秋学期のZoom under the Skyプロジェクトを振り返り、その意味とプロジェクトを支えた土台について考える。
▼変わり続けるために、「やってみる」を積み重ねる/Yui Tanaka(やさころ)
Zoom under the Skyを進めていくうちに、その日やることに適した場所を選択するようになったというやさころ。このプロジェクトによって、私たちの学び方は変化した。
▼多様なライフスタイルを実現させていくために/いずみ
帰省中にもZoom under the Skyを実践したといういずみ。新しい働き方の一端に触れた気がするという。Zoom under the Skyのような小さな変化の積み重ねが、ワークスタイルやライフスタイルの変化に繋がっていく。
▼新しい公共の場の使い方/こうすけ
外でzoomをやる難しさを何度も感じたこうすけ。カフェはどういう場であるべきなのだろうか。新しいワークスタイルやライフスタイルに伴う新しい公共の場の使い方はどうなっていくのだろうか。
▼対話をする罪悪感なんてなくなればいい/さら
オンライン授業をカフェで受けたときに、周りの音について先生に注意されたことがあるというさら。外でzoomしやすい環境を探したり作ったりするのと同じくらい、対話のときの雰囲気づくりが重要だと気づいた。
編集後記
3月からstay homeが叫ばれ、気がつけばもう12月。コロナ下ということは変わらないが、それでもこの10ヶ月で私たちの生活やオンラインとの付き合い方は変化し続けた。3月は情報が交錯しており、怯えつつも生活した。4月に入れば、不要不急の外出は避けるように言われ、心身ともに疲弊していった。
しかし、夏が過ぎた頃にはその生活にも慣れ、新しい形を模索する動きが増えたように思う。Zoom under the Sky もその一つだ。感染しないように注意は払いつつも、新しいチャレンジをしていく。絶望することは簡単だが、それをチャンスに変えることも私たちはできるのだ。
コップの水は「もう」半分しかない?それとも「まだ」半分もある?捉え方次第で見え方は大きく変わる。対策は念入りにしながら、しかし必要以上に萎縮せず、より良い方向へと変化し続けていきたい。(kurino)
[Chief Editor] 長岡健
[Editor] 西山なつ美、栗野紗也華
[illustrator]高村南美