さいたまマラソン出場(24年2月12日)
晴天だが風が冷たくめちゃ寒い。9時の号砲で参加者1万9千人が一斉にスタートを切ったものの、ゾロゾロ歩きで全然進まない。ようやくスタート地点を通過したのは17分経過後。野口みずきやM高史らが声援を送ってくれた。
スタート前に何度もトイレに行っておいたが、この寒さで、走り出してしばらくするともう尿意がやってきた。すぐにでもトイレに行きたいが、関門に設置された仮説トイレには長い列ができていて躊躇する。
我慢して走り続けるが、第三関門のところで限界を感じトイレの列に並んだ。なかなか進まない。いくつもの集団が通り過ぎて行く。12分経過。ようやく用を足しトイレを出るとランナーはぽつぽつとまばらでかなり後方になってしまった。
再び走り始めると沿道の小さい男の子から「ガンバレ〜、おそいひと〜!!」と応援されてガクッと力が抜けた。その子のお母さんが「そんなこと言っちゃだめでしょ!」と叱りつつつも堪えきれずにめちゃめちゃ笑っている。子供は忖度しないなぁとこちらも自然に笑けてきた。もうこうなったら、エイドステーションの十万石まんじゅうと鰻の蒲焼を楽しみに走り切ろうと気持ちを切り替えた。記録ではなく記憶だとポジティブ転換。
給水場は沢山設置されているのだが、給食が前半全然出てこない。朝しっかり食べきたはずだが、この寒さでエネルギー消耗が激しいのかお腹が空いてきた。給水はトイレに行きたくなるのでなるべく飲まないようにしたが、それでも計4回も行くことになった。
ハーフを過ぎてからようやく初めての給食エイドが出てきたが、楽しみにしていた十万石まんじゅうはすでになくなっていた。残念。その後もなかなか給食がなく、沿道の方からもらったチョコやハイチュウが本当にありがたかった。
30km過ぎ。「埼玉県民はその辺の道でも走らせておけ!」と書かれたランシャツを着た小柄のランナーをなんとか抜き去る。
後方から「あっ!脚つった〜!つった〜!」と大きな声が聞こえてくる。振り向けないが痛そうな声。その時、沿道から「つるよね〜!」という声援が聞こえた。
最後の給食エイド。もう鰻の蒲焼は残っていなかった。途中から予想はできていたが、案の定。しゃあない、バナナをほおばり、寒風の中を前を向いて走った。
さいたまスーパーアリーナ内にあるFINISH LINEを通過。タイムは5時間19分28秒(ネットタイムは5時間2分)で、目標としていた4時間切りどころか5時間も切れなかった。疲労困憊。筋肉痛で脚が重い、寒い。
12月1月と月間走行距離400km超えの走りこみを行ったにもかかわらず全然駄目だった。完敗。けれど、雨に降られなかったことに、ケガなく無事完走できたことに感謝しよう。次は4月のかすみがうらマラソンだ。もう一度立て直して再挑戦するぞ。