東平安名崎の日の出（25年2月17日）
宮古島に来てから曇り雨の日が続いたが、今日は貴重な晴れ予報。
朝4時半に起き、湯を沸かし、宮古の勝負汁に生卵を入れて飲み、バナナ１本とヨーグルトを食べて、ホテルの部屋を出る。
外はまだ暗い。雲の合間から月が静かに光っていた。
トレラン用のリュックを背負う。ダホンK3のLEDライトを点灯。
5時半。東平和名崎へ向かって出発。往復46kmの道程。
Uniollaを聴きながらしゃかりきにペダルをこぐ。
時折、強い向かい風にふらつくも、下り坂では飛ばせるだけ飛ばし、上りはギアを軽くしてひたすらこぐ。
少しづつ空が明るくなってくる。
東平和名崎に到着。なんとか7時11分の日の出に間に合った。まだ月が見えている。
岬の先端には日の出を待つ人々が海に向かってじっと立っている。短パン姿は私くらいだ。
広がる水平線。遮るものはない。
強い風。待つ。
日の出の時刻を少し過ぎた頃、キラリ。
日の出の写真をスマホで撮っていたが、確認するとお日さまがめっちゃ小さい。わかっているつもりだが、何枚撮ってもありゃって感じ。
肉眼で見る実際の太陽は想像していた以上に大きくて濃いオレンジの光を放ち、なんと神々しいことか！
こりゃ写真撮ってる場合じゃないな。
この場所。この瞬間。
もう二度とない今ここ。
途中から写真撮るのをやめ、一点集中し、出来るだけ目に焼きつけた。
帰り道、脳裏に焼き付けた映像を思い出しながら自転車を漕いだ。上り坂では自転車を押して歩いた。