山形遠征(2日目①)
11月5日、天童ラ・フランスマラソン当日。朝6起床。部屋のカーテンを開けると外はまだ薄暗く、ガスもかかっていた。幸い雨は降っておらず、このまま持ちこたえて欲しいものだ。
着替えて、少し早めに朝食会場に行くと、すでに数人が並んでいた。おそらく皆ランナーだろう。係の人が開始時間の十分前に食堂のドアを開けて中に入れてくれた。
列に並んで順番に食べ物をとり、席に着く。ご飯を大盛りにしておかずもモリモリ食べている人たちもいるが、私は、レース中、横腹が痛くならないよう、カレーを少量ゆっくり噛んで食べた。思いのほか美味しかった。ただ、少しもの足りなかったので、パンコーナーでクロワッサンを一つ取り、イチゴジャムをつけて頬張った。最後に熱いコーヒーを飲み食堂を後にした。
部屋で荷物を準備し、8時半過ぎにホテルを出た。大会の無料シャトルバスが止まる温泉神社まで歩いて行った。大型バスが停まっていて参加者が乗り込んでいたが、それには乗らず、温泉神社の鳥居をくぐって参拝した。
乗り場に戻るともう参加者は誰もおらず、大会関係の若い男の人が立っていた。「天童駅にはもう参加者いないのでこのまま会場に向かいますね」という無線が聞こえてくる。「アッ、ちょっと待ってください、温泉神社にもう一人いらっしゃるのでバスを寄越してください、お願いします」と慌てて反応してくれていた。5分ほどで小さなバスが到着し、乗り込むと誰もの乗っておらず、貸切状態だった。招待選手のような扱いでとても快適だった。
バスはほどなくして大会会場の山形県総合運動公園公園に到着した。