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インターネットに埋もれた2006年以降の自分の脳内を整理するため、そして新しく言葉を残…

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インターネットに埋もれた2006年以降の自分の脳内を整理するため、そして新しく言葉を残すため。 日記であり、伝記であり、遺言でもある物語。 たまにダイエット関連の記事も書きます。 3ヶ月で80kg→62kg無課金で減量した実績あり。 方法だけじゃなくマインドの話もします。

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    現時点で18年、これからも含めて書き溜めてきた世に出ていないものを改めて公開。

最近の記事

寂しい

サボってるのは色々あったから。 本当はとても寂しい。 大好きだったみんなと街とさよならする。 寂しいな。 こんなに好きになると思わなかったよ。 あと少しだから全力で楽しむ。

    • 鸚鵡(2013.07.22)

      人が喋った事を繰り返す。それをすると人が喜ぶ事を知っている。 そんな鳥は今日も籠の中。 自由のない籠の中で、人が喋った事を繰り返し、餌を貰う。 ちょっと待て、僕らとてもよく似ている。 常識という名の籠の中。 誰かに教えてもらった受け売りの言葉を、まるで自分の言葉のように他の誰かに伝えて、その誰かを喜ばす為に思ってもいない事を誇らしげに言ってみたり。 社会という名の籠の中。 誰かに認めてもらおうと偉い人の言葉をそのままなぞって語ったり、自分の餌の為に、大嫌いな奴を喜ばす言

      • Bye Bye My Friend (2018.04.30)

        子供の頃、こいつとはずっと大人になっても一緒にいると思った。 毎日遊んでも全然飽きない。家にいるよりそいつと遊んでいたくて、早く明日にならないかな?って思っていた。 どんなに遠くに行ってもへっちゃら。学校が変わっても、また会ったらいつでもあの時のようにいられると思っていた。 泣いたり、笑ったり、怒ったり、繰り返す。 もうなんか平気で肩組んで廊下とか歩ける。 俺ら親友だから!とか信じて疑わない。 俺らの友達を連れてきて少々大人数になってもそれはそれで楽しい。 こいつの

        • 花火が上がって(2011.08.11)

          毎年夏は何処かで花火が上がって、僕はなんか人がいっぱいいるのが嫌なんでその情報だけで夏を感じている。 花火大会ではどこかの恋人が肩を寄り添いあって愛を語らって、どこかの少年は花火と共にテンションが上がって走り回って迷子になって、どこかの少女は勇気を出して憧れの人を誘ったものの肝心な事が言えないでいたりして。 花火が上がってる間はそれぞれの物語が動き出して、「終わらないで」と願いを込めて。 でも最後の花火は必ず上がって、それは派手に弾けて静かに落ちる。 同時に動いていたど

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          半径20キロメートルの世界(2011.08.26)

          我は毎日呑気にのんべんだらりと暮らす事が好きだった。 一日の中の楽しみは30分の散歩と、決められた時間に出てくるうまいご飯。 それ以外の時間はひたすら眠り、たまに子供の相手をする。 毎日の時間はゆっくりと流れていた。 不満があるとすれば、かわいいガールフレンドがいない事くらい。 ただそれは無くとも愛する家族といつも一緒にいられるだけで我の心は満たされていた。 ある日の午後、いつもと変わらず夕方の散歩を待ちわびていた時、全てを変える出来事が起きた。 大地は大きく震え

          半径20キロメートルの世界(2011.08.26)

          蛍(2019.04.04)

          外に出ようか。 深夜1時に君が言う。僕は仕事の疲れと睡眠不足が続いていたので本当はそのまま眠りにつきたかったけどその言葉に乗っかることにした。 もう季節はしっかりと夏で、せっかくシャワーを浴びた僕の体はまた少しずつ汗ばんでいくのが分かる。 薄暗い街灯の中を2台の自転車で走る。 この近くには浄水場があり、その梺には小さな川が流れている。川を越えると浄水場に向かう道に繋がるが、少しコースを変えると小高い丘がある。 自転車から降りて、立ち入り禁止と書かれた柵を跨ぎ、小高い丘に

          蛍(2019.04.04)

          少年(2008.03.25)

          裸足でも駆け抜けられる力を持つ子供達よ。 今はただ眠い、食べたい、遊びたいと大きな声で吠えまくる。 大いにそれらをこなしてくれ。 後悔のない時間と時代を、裸足のまま走り抜けてくれ。 そのうち足の裏は血だらけになり、歩く事さえままならくなるだろう。 それでもお前の足は付け根から動くんだから、ゆっくりでいいから前へ進め。痛みも忘れるくらい生きる事に夢中になれ。 ゆとり世代と煽られても、所詮ゆとりに溢れた大人のくだらない僻み。そんなもんなんか聞く必要はない。 お前の世界に

          少年(2008.03.25)

          ココロノオト(2013.07.18)

          聞こえますか? 聞こえます。 何て聞こえますか? 何か言ってます。 何て言ってますか? よく聞き取れないな。 耳を済まして、よく聞いて。 やっぱりよく聞こえません。 楽しそうですか? 楽しくはなさそうです。 悲しそうですか? 悲しくもなさそうです。 ちゃんと毎日聞いてあげてますか? いや、最近は構ってません。 何でですか? 忙しいからです。 かわいそうじゃないですか? かわいそうです。 ちゃんと聞いてあげて下さい。 そうします。 気付いてますか? 何がです

          ココロノオト(2013.07.18)

          ミスリード(2014.03.25)

          一つの事象をありのままに説明する。 それはもう比喩とか使ったり、言い回しを強調したり。そして結に繋げて、聞いた相手はその結に対して「ほほう」と頷く。 しかしその説明の中で伝えたかったのは、その結ではなかったりする。 でも恥ずかしかったり、言いづらかったりするから、結を強調する事で真意をよりいっそう見つけにくくする。 その結果、話してる内容はまどろっこしいけど、言ってることは単純明快でどうって事ないことをだらだら論じる人だと思わせる。 言い方を悪くすると、バカに見せる。

          ミスリード(2014.03.25)

          無い物ねだりの僕だけど、有る物に縋る僕だから。(2010.10.07)

          どうしても欲しくて手に入れたぬいぐるみ。 形あるものには100%の賞賛などはなく、美しいものは些細な傷さえ目立って見える。 形あるものは価値が高いほど、一部の批判の声が目立って激しくなる。 汚れた偽物にはすぐ傷がつくけど、大きな傷が目立つから些細な傷など分からない。 何が欲しかったんだっけ? 誰の為だったんだっけ? いつからかずっと大好きで、大切に握り締めていた古い中古のぬいぐるみ。 誰かが壊し、誰かが捨てて、僕の手元にやってきた。 誰かにとっては無意味なもので

          無い物ねだりの僕だけど、有る物に縋る僕だから。(2010.10.07)

          とある誰かのラブストーリー(2013.07.13)

          君と初めて会ったのは、本当に偶然の出来事。たまたまそこには君がいて、たまたまそこに僕が来た。 どうしていいか分からずに、とりあえず話をした。 初めて会うのに初めてな気がしない。たくさんの言葉で君に話しかける。 君の笑顔はとても素敵だった。 君と初めて出掛けたのは、とある晴れた日。2人で会う事に戸惑いをかくせず約束の場所で待つ。 5分程遅れてやってきた君の笑顔は僕の緊張を吹き飛ばす。 よく分からないけど、その時の君はとても可愛かった。 君と初めてしたキスは、少しだけ甘い香り

          とある誰かのラブストーリー(2013.07.13)

          近くにいてもいなくても、この空の下にいる(2013.06.08)

          忘れられない香りと、忘れられない景色。 忘れられない思い出と、忘れられない気持ち。 それは幼い頃の記憶によく似てる。 遊び疲れて、自転車を漕ぐ母の背中に寄りかかり、そのまま眠りについた。 その夢の中、この景色、空間全てが永遠だと信じた。 世界のスピードは年を重ねるごとに加速して行き、あっという間に季節を超えていく。 一歩ずつゆっくり成長していた少年も、気付いたらあっという間に立派な青年になり、あの頃寄り道していた道も、全く気にも留めなくなっていた。 どれくらい年月が経

          近くにいてもいなくても、この空の下にいる(2013.06.08)

          if...(2013.06.22)

          「もしも」なんて言葉は誰が作ったのだろうか? その言葉は本当に何の意味もない。 そんな言葉があるから、その言葉に頼ってしまう。 とんでもないぶっ飛んだ夢でさえ、手の届かない恋でさえ、全部その言葉をつければ叶いそうな気がしてしまう。 その言葉のせいで未来を楽観し、努力を怠る人もいると思う。 使うのは簡単だから、誰もが日常茶飯事使う言葉。 もしも自分があの人だったら。 もしもあの時あんな事言わなければ。 もしもあの時この道を選ばなかったら。 もしもあの日... 現実世

          if...(2013.06.22)

          いない世界(2009.10.26)

          僕のいない世界を想像してみた。 そこでは誰かが悲しみ、誰かが笑うだろう。 きっとほとんどの人に大きな影響は与えず、静かな時間が続くだろう。 その世界で大きく取り上げられるニュースは誰かの離婚と誰かの交際の噂。 泣いてくれる人は多くはいないだろう。 憂いてくれる人は多くはいないだろう。 凄く小さな存在で、必要性の低い命だろう。 そんな中で、心に大きな穴を空けてくれる人もいるだろう。 やるせなくて、切なくて、思い出してくれる人がいるだろう。 その中に僕が光を与えた人が

          いない世界(2009.10.26)

          がらくた〜あの頃の君へ〜(2024.08.22)

          どうももっと大人です。 太陽は今日も高くて、手を伸ばしても届きませんでした。 ライオンの本当の生態を知って、憧れているのは見た目だけだとも知りました。 今は怒られません。 怒られることは幸せなことです。

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          がらくた〜あの頃の君へ〜(2024.08.22)

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          がらくた(2006.02.10)

          図工室の前にはたくさんの水道が並んでいた。そこから数台しか置けない駐車場が見える。決められた絵を書く事から逃げ出して、誰もいない廊下へ隠れる為に抜け出したが、それも退屈だったから図工室に戻った。 図工室の窓から見える景色はグラウンドだ。つまんないパレットとバケツを洗いながら外を眺めると子供達の元気に走り回る姿が見える。 俺も走りたい。あのゴールにシュートを決めたい。 だけど置かれた状況は、白紙のままの画用紙を提出し、汚い水道から窓を眺めてるだけの自分。 廊下を

          がらくた(2006.02.10)