田中ましろ

写真と短歌。作品連載中です。

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  • 写真歌集『すくう、すくうよ。』

    言葉とレンズで、ひかりをすくう。Photo+Tanka:田中ましろ / model:遊上なばな

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    うたらばvol.37【片思い】(最新号)

    短歌を知らない人に、短歌の面白さを届ける フリーペーパー「うたらば」の最新号です。 テーマは【片思い】。 写真と短歌を組み合わせた作品のほか、作品鑑賞のページも。 短歌に触れて、その魅力を堪能する最初の一冊にぜひご活用ください。 <写真作品掲載歌人> くらたか湖春 / 十条坂 / 小澤美玖 / 芍薬 / 中山あゆみ / 関根裕治 / 老川由良 / 二条 冬枷 / 桝枯井戸 / 大橋奥文 / 水無月透 ※通常のうたらばより写真短歌が1首、佳作短歌が20首多く収録されています。  * ※2024年10月末までにご注文いただいた方には 写真短歌ポストカードを1枚進呈いたします! ※配布店舗では無料にて配布を行なっております。  本商品はお近くに配布店舗のない方のために  有償にて個別送付を承っているものとなります。  無償配布店舗リストはこちらをご確認ください↓  https://www.utalover.com/get/index.html
    300円
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    写真歌集『ストレイシープ』

    田中ましろ個人による写真歌集第3弾。 2024年4月〜6月に町田市民文学館にて開催された 『57577展2nd』のために制作した 同名の短歌朗読ショートフィルムでは描ききれなかった 場面や短歌をすべて収録した完全版。 生きづらさを抱える女性を主人公にした 孤独と友情がテーマの短歌連作44首を収録しています。 **収録作品例** 限界は漸近線のように来る 泣きそうで泣けないから笑う 鳥じゃないから濁さずに飛び立てず ただ ただ 濁るばかりの今世 誰ひとり私を知らない雑踏のそれが普通で 普通ってなに 知らない人の笑い声って不思議でね、面白いほど煩わしいの どうしたい?なんて聞かれて口を噤み春の風にも縛られている ポーションと呼べば回復薬のようぐるぐる回るコーヒーの渦 諦めながら生きてきたこと生き方を選ばず生きて今にいること 十年(とおとせ)の月日の深さ 笑い皺ゆたかに伸ばしあなたが笑う 記憶ひとつも上書きできない人間は高性能で不器用すぎる ドーナツの穴を覗けば聞こえくる it’s a small world after all 波打ち際に春を見つけて戯れあって誰かと暮らす未来、なんてね みんなみんなストレイシープ 潮騒にあなたが生きづらさを語りだす 期待とは迷いの先にあるひかり ないものねだりでいいとあなたは 自由になりたいね自由になりたいね 考えるほど遠ざかる日々 *** A5変形(正方形)の無線綴じ冊子。 96ページ。フルカラー。 巻末のQRコードから見られる映像版と合わせて 作品世界をじっくりとお楽しみください。 短歌・写真・編集:田中ましろ 出演:NIKI、辻香音
    900円
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    【お買い得】写真歌集2冊セット・第2弾

    写真歌集最新刊『ストレイシープ_』と、 既刊写真歌集『燈心草を香らせて』のセット商品です。 それぞれ買うより240円お得なセット。 送料も無料となります。 数に限りがございますので、 写真歌集をお持ちでない方はぜひご活用ください。 ※それぞれの歌集の詳細は、各商品のページをご覧ください。
    1,360円
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    田中ましろ個人による写真歌集第3弾。 2024年4月〜6月に町田市民文学館にて開催された 『57577展2nd』のために制作した 同名の短歌朗読ショートフィルムでは描ききれなかった 場面や短歌をすべて収録した完全版。 生きづらさを抱える女性を主人公にした 孤独と友情がテーマの短歌連作44首を収録しています。 **収録作品例** 限界は漸近線のように来る 泣きそうで泣けないから笑う 鳥じゃないから濁さずに飛び立てず ただ ただ 濁るばかりの今世 誰ひとり私を知らない雑踏のそれが普通で 普通ってなに 知らない人の笑い声って不思議でね、面白いほど煩わしいの どうしたい?なんて聞かれて口を噤み春の風にも縛られている ポーションと呼べば回復薬のようぐるぐる回るコーヒーの渦 諦めながら生きてきたこと生き方を選ばず生きて今にいること 十年(とおとせ)の月日の深さ 笑い皺ゆたかに伸ばしあなたが笑う 記憶ひとつも上書きできない人間は高性能で不器用すぎる ドーナツの穴を覗けば聞こえくる it’s a small world after all 波打ち際に春を見つけて戯れあって誰かと暮らす未来、なんてね みんなみんなストレイシープ 潮騒にあなたが生きづらさを語りだす 期待とは迷いの先にあるひかり ないものねだりでいいとあなたは 自由になりたいね自由になりたいね 考えるほど遠ざかる日々 *** A5変形(正方形)の無線綴じ冊子。 96ページ。フルカラー。 巻末のQRコードから見られる映像版と合わせて 作品世界をじっくりとお楽しみください。 短歌・写真・編集:田中ましろ 出演:NIKI、辻香音
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最近の記事

写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 023

023:「鳥籠と空」 鳥籠みたいなこの世界で 生きるのが上手になった // 窮屈な自由がちょうど心地よく空まで届かなくとも踊る --- 田中ましろ

    • 写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 022

      022:「優しいだけの」 柔らかい光に 刺されるような気分で // 夕暮れに心をひたす 僕がただ優しいだけの人でいること --- 田中ましろ

      • 写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 021

        021:「日々に心は」 ただ生きることが こんなに苦しいのは何故だ // 日々、日々に心は擦り減るものだからあなたに告げる Take it easy. --- 田中ましろ

        • 写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 020

          020:「秋の戯れ」 夕暮れるほどに秋が 美しすぎて苦しくなる // たわむれに名を呼ぶことの儚さよ 秋のぼくらに降れ ひかりたち --- 田中ましろ

        マガジン

        • 写真歌集『すくう、すくうよ。』
          24本

        記事

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 019

          019:「僕らの色は」 世界は色に溢れすぎて 僕らの色を忘れそうになる // 笑うとき色付くものがあるように歩幅ひろげて往く秋の道 --- 田中ましろ

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 019

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 018

          018 無邪気な悪意に満ちている 世界で生きるしかない僕ら // 堤防としての背中になればいい波風の立つ日の、そのための --- 田中ましろ

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 018

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 017

          017 走り出すきっかけを 僕らはたぶん探していた // 腕を伸ばせばそれは祈りでふたりして海鳥追いかけて未来まで --- 田中ましろ

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 017

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 016

          016 つべこべ言うやつらに 流されるなんてまっぴらだから // 夜には夜のひかりがあって生き方はすべからく僕のものだよ いいね --- 田中ましろ

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 016

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 015

          015 忘れるようにできている その意味を考えている まぶしさの単位のような眼差しに目を細めたら夏の衣擦れ

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 015

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 014

          014 すべてに終わりがあることに いつから気付いていたんだろう 帰ろう、と誰かが投げた言の葉の放物線がきれいだったこと

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 014

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 013

          013 いつもどおり、という迷路に 迷い込んでしばらくたった 戻るときしずかに歪む日常のどこでわたしは暮らすのだろう

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 013

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 012

          012 浮かない日々が 当たり前にならないように 憂鬱を体温として受け入れて 友よ あなたの未来が見たい

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 012

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 011

          011 伝えたいことは まっすぐに伝えると決めたんだ 心に心を打ちつけるようにノックしてあなたに教えたい空がある

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 011

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 010

          010 諦めないのは強さだと いつかの言葉をいま思い出す 何もかもあなたへの道のりだった 泣きながら笑うなんて 愛だね

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 010

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 009

          009 時計の音が響いていた 言葉が邪魔になるときもあるんだ 蜃気楼 あなたの息の気だるさが狂わせている針のあること

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 009

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 008

          008 その景色を伝えたいと思うのは ひとつの愛のカタチ、かもね さみどりのぬるい木陰に風は来て会いたい人に会わねばな、夏

          写真歌集『すくう、すくうよ。』 / 008