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【大学受験英語】何が合否を分けているのか【国公立大学】
※しばらくは無料公開とします。
この記事では最難関大を含めた国公立大学入試で合否を分けているポイントを解説します。実際に合否を分けているのは主に2つのポイントです。大量の添削と個別面談をしてきた私だからこそ知り得た内容です。
ネット情報に踊らされて難しいことに必死になっている人もいますが,そういうのはA判定連発で余裕のある人の余興です。なんらかの事情で英語で満点を取らなければならない人が取り組むべきことです。それよりも何よりも重要なのは
1.主語・述語の把握
2.一般教養(常識)
この2点です。
「主語・述語の把握」について,拙著『英文読解入門10題ドリル』の「はじめに」で次のようなことを書きました。
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画像内の例題で同じような誤答をしてしまった人,なぜこれが間違いなのか指摘できない人はぜひ『ドリル』に取り組んでください。
また,『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書)第2章冒頭でも同じことを述べています。
そこでは重要な2つの引用をしています。この記事でも紹介しておきましょう。
論理的な文章を読むときのいちばんの基礎となるものは,一文一文の内容を正確につかむ,ということでしょう。一つの論説を読みとるというのは,一文一文の内容などよりも,全体を通して言おうとしている論旨を読みとることにほかなりませんが,そのためには着実に,一つ一つの文の内容をおさえていくことができていなければなりません。
ばかばかしいことのようですが,一つ一つの文の構造を分析してみて,その文の骨組みを抽出し,結局のところ「何がどうだ」と言おうとする文であるのかを確かめることが,必要に応じてすぐできるようになっていなければなりません。要するに主語と述語とをつかむという,まったく基本的な作業のことです。
英語を使うときに何と言っても大事なのは何か。ご存じのように構文の柱になるのはまずは「主語」と「動詞」です。この二つの優先順位が高い。(中略)英語を聞いたり読んだりするためには,中心となる主語や動詞がいつ出てくるかを把握する訓練をしたい。いや,それだけではありません。しゃべるときや書くときにも,同じプロセスが必要になります。
「一般常識(教養)」については,残念ながらすぐにどうにかできることではありません。ありませんが,何もしないわけにはいけません。
一般常識(教養)を身につけるスタートラインに立つには,文系知識に関しては小池陽慈先生のこちらの本がおすすめです。
理系の基礎知識に関しては西村能一先生のこちらの本を足掛かりにするといいでしょう。
身も蓋もないことを言うと,一般常識(教養)はこれまでの読書量で決まります。たくさん本を読んできた人は大学入試において圧倒的に有利です。その差は短期間では埋まりませんが,何も始めなければもっともっと引き離されてしまいます。読書経験が浅い人はこの2冊から始めてください。「たった今」から始めましょう!
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!