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「わかりやすい」の罠

「わかりやすい」は何かを学ぶ人にとって薬ではなく毒です。「わかりやすい」中毒者は何も学ぶことができません。

授業を受けていて,本を読んでいて「わかりやすい」と感じるときは,そこで解説されていることは,実は自分がすでにわかっていたことばかりだと思ったほうがいいでしょう。

勉強とは,自分ができないことをできるようにする不断の過程です。わかっていたことが解説されているのに触れて「わかりやすい!」「目から鱗!」などと言うことが勉強の対極にある愚かな行為であるのは言うまでもありません。

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不知塾と書いて「しらずじゅく」と読みます。 ソクラテスの「不知の自覚(無知の知)」を重視しています…

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