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【砂糖の世界史】川北稔先生からメッセージをいただきました!【世界が広がる英文読解】

拙著『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書)では川北稔『砂糖の世界史』(同)を紹介しています。

川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書)という本をご存じですか。「なんで歴史なんて勉強しなければならないのだろう」「人名や年号を覚えるのが面倒」というように、歴史に対してネガティブなイメージを持っている人にこそ読んでもらいたい名著です。歴史を学ぶ意味がわかります。 読む前と読んだ後とでは、「世界」の見え方が違います。
 1年の浪人の末に大阪大学文学部に入学した当初、私は英語学または英文学を専攻しようと思っていました。ところが、1回生の前期に受講した川北先生による「歴史上の変動期」という講義があまりにも面白かったので、西洋史学専攻に心変わりしたのでした。
 『砂糖の世界史』はその年の夏に出版されました。川北先生の講義がそのまま展開されているような魅力的な一冊で、夢中になって読みました。何度読み返したかわかりません。発売から30年近く経った今でも、年に何度か紐解いています。

『世界が広がる英文読解』p.12

拙著を恩師である川北稔先生に献本したところ感想のお手紙をいただきました。先生から許可をいただき,一部を皆さんに紹介いたします。


たいへん実践的な英語の学び方が説明されていて、読んでいても面白く感じました。やはり軽い会話ばかりでなく、読解力は絶対に必要だと思いますし、外国話の読解力をつけるには、日本語の読解力が必要なようにも感じています。こういう本を書ける人が私の研究室から出てくださったことをうれしく思っています。

いろんな分野での卒業生の活躍を、目をほそめて楽しんでいますが、ジュニア新書でお名前が並ぶ人がでてくるとは予想しませんでした。ありがとう。


皆さんには川北先生の『砂糖の世界史』と拙著『世界が広がる英文読解』を併せてお読みいただき,世界史の,歴史学の,学問の楽しさを感じていただければ幸いです。

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