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西洋史学専攻だった私が世界史の学び直し本を紹介します(基本編)
世界が広がる大人の予備校では「クイズ研究会方式 丸暗記する世界史」という過激な講座を開講しています。
「わかりました。丸暗記します!ゴリゴリ丸暗記しますけど,どうしても理解するための本も読みたいんです!」という軟弱でひ弱ななあなたのために世界史を学び直すための本を紹介します。
「さあ世界史を勉強しよう!」と決意したのに、いきなり猿人・原人……で萎える。ここを乗り越えてもシュメール・アッカド……で(もう無理)となる。これはたぶん「登場人物」がいないからなんですよ。名前を持った個人の不在が原因。
— 田中健一/田中先生 (@TNK_KNCH) February 1, 2024
このツイートで示したように,まずは「人」を知ることが世界史学習のポイントだと考えています。それに適した本を2冊紹介します。
1.人物で知ろう!世界の歴史
知識ゼロから世界史を学び直せる,最良にして最高の書です。『砂糖の世界史』の川北稔先生が中心になって書かれた本です。ただし残念ながら絶版です。個人的には中古で買っても定価の倍くらいまでなら元が取れると思います。
2.この20人でわかる 世界史のキホン
人物を取り上げることで「政治」や「革命」などの歴史を学ぶ上で重要な概念をわかりやすく解説する名著です。
「人」を知った後は「通史」を学びましょう。
3.きめる!共通テスト世界史
全体をざっくり把握するのに適しています。いきなり詳しい本を読むと挫折しそうな人(たいていの人はそうですよね)が「準備運動」的に活用するといいでしょう。
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!