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ふたつの「きょうせい」
学習者によほどの自立性と自律性がない限り,教育にはふたつの「きょうせい」が必要です。
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ふたつの「きょうせい」とは「強制」と「矯正」です。
異論・反論・オブジェクションがあるのは承知の上で主張します。強制されないと大半の学習者は勉強しませんし,矯正されないとできるようになりません。
しかし強制は現代社会では忌み嫌われています。少々の強制でも「ハラスメント」として糾弾されるリスクがあります。
矯正もまた嫌われています。「自分には自分のやり方があるのだ」と突っぱねられます。
今の世の中では普通に生きていると,誰からも強制も矯正もしてもらえません。自由や自己流の尊重は素晴らしいことだと思いますが,それも程度問題なのではと私は考えています。
外部から強制も矯正もしてもらえないのであれば,自発的に自らを強制・矯正しなければならないでしょう。これは非常に困難なことではありますが,これからの世の中では必須のスキルになるでしょう。
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!