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雑談 猫と棲む日日「記憶」

できるだけ勉強になる雑談を日日書いていきたい。まったく構えずに書いていくので,これを読もうとする酔狂な人も肩の力を抜いて読んでいただきたい。


くろちゃんに最期の日々を過ごしてもらったケージを片付けた(くろちゃんに関しては次の記事を参照)。

妻の実家で使いたいとのことなのできれいに洗った。くろちゃんは扁平上皮癌(皮膚癌)が破裂していて患部から血も膿もダラダラと流れだしていた。

その汚れがまだ残っていた。

最近何かで読んだ,または聞いた,おそらくオーディブルだと思うのだが,特殊清掃員の仕事は「死者がこの世に未練を残さないように,成仏できるように痕跡を消し去ること」のような記述を思い出した。

くろちゃんはこの汚れのせいで成仏できていなかったのかもしれない。そう思って,心を込めて,きれいに洗い流した。

くろちゃんとの別れは私にとって本当につらい体験だったからだろうか,今年の春のことだったのか,昨年の春のことだったのか,頻繁にわからなくなる。来年になっても同じような感覚を抱くのだろうか。きっとそうなるのだろうなと予感している。


この「猫と棲む日日」は私の雑談録のようなものだが,一方的に発信するのは心苦しいので,同名で雑談専用の掲示板を用意した(noteメンバーシップ限定)。記事に関連することでもいいし,無関係なことでもいいので,気軽に書きこんでほしい。

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