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エッセイ 猫と棲む日日「三木清から読書法を学ぶ」
できるだけ勉強になる雑談を日日書いていきたい。まったく構えずに書いていくので,これを読もうとする酔狂な人も肩の力を抜いて読んでいただきたい。
三木清を再読している。
今回は次の部分が心に刺さった。
正しく読むためには緩やかに読まねばならぬ。決して急いではならない。その本から学ぶためにも、その本を批評するためにも、その本を楽しむためにも、緩やかに読むことが大切である。
緩やかに読むということはその真の意味においては繰り返して読むということである。ぜひ読まねばならぬ本は繰り返して読まなければならぬ。
私自身がこれまでに何度も読んだ本は川北稔『砂糖の世界史』と隆慶一郎『一夢庵風流記』くらい。と言っても,どちらも十回には達していないのではないか。
この「猫と棲む日日」は私の雑談録のようなものだが,一方的に発信するのは心苦しいので,同名で雑談専用の掲示板を用意した(noteメンバーシップ限定)。記事に関連することでもいいし,無関係なことでもいいので,気軽に書きこんでほしい。
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!