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私の英語力を鍛えてくれた恩師(たぶん初公開エピソード含む)

私が今の英語力を身につけるのに,学校や塾・予備校で直接教わった先生方にお世話になったのはもちろんですが,本を通じて指導してくれた「心の恩師」的な先生もいます(いわゆる私淑というやつですね)。

山口俊治先生

です。昭和世代にとっては『英文法講義の実況中継』の先生だと言えば「ああ、あの!」と思ってもらえるのではないでしょうか(今は表紙の雰囲気が変わっていますけども)。

私が同書を知ったのは,駿台名古屋校で若き日の竹岡広信先生(ひょろひょろのガリガリ時代)から紹介してもらったのがきっかけでした。高1の私には少々難解でしたが,夢中になって読みました。


この頃,私は別の英語学習参考書にもハマっていました。高校で配布された『コンプリート高校総合英語』という本です。英文法の授業でメインテキストとして使われていました。

何と言ったらいいんですかね,簡潔なのに知りたいことはすべて解説されている,そんな本でした。ああ,「必要十分な解説」と言えばいいのかな。

『実況中継』でわからないところは『コンプリート』で補強し,『コンプリート』で学んだところを『実況中継』で発展学習をするサイクルを確立していました。これで馬鹿みたいに実力が伸びました。

高1の頃は学校の授業,駿台の授業以外にはこの2冊だけでした。アホみたいにこの2冊を読んでいました。テスト期間以外の自習時間はほぼ英語のみを勉強していましたから,勉強の大半はこの2冊だったと言える状態でした。


ここでちょっと信じられないエピソードを公開してこの記事を終わろうと思います。

こんなに愛読していた2冊なんですけれども,ある事実に気づいたのは秋頃でした。あれ,そんなに遅かったかな。でも1学期中には絶対に気づいていなかったし,夏休み中もまだ気づいてなかったよね。

その事実とは……

この2冊、同じ著者やんけ!

それまで気づいてなかったの,我ながらやべえな……。

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不知塾と書いて「しらずじゅく」と読みます。 ソクラテスの「不知の自覚(無知の知)」を重視しています…

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