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受験でもビジネスでも 優秀な人がやっている当たり前のこと
近刊『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書)には次のような記述があります。
文章を理解する第一歩は、一文一文の「主語‐述語」を 把握することです。つまり、「誰[何]がどうする」「誰[何] がどんなだ」を意識して読んでいくのです。
私の恩師であり,尊敬する同僚でもある松本孝子先生(現代文科講師)は最近,次のようなツイートをされました。
時間かけてできるようになったら、速度を上げる。速く適当にたくさん解いても、力はつかないからね。特に、読む作業を長年してきてないので、とにかく、きちんと構文、接続関係、指示語などおさえて、特に主語、述語を確定する。地道に暑いうちはがんばれ。
— 松本孝子 (@apres2020) June 8, 2023
訂正。リツイートしてくれた人、m(__)m
Googleで「主語 述語」と検索すると,現代文講師・小池陽慈先生による記事がトップに登場しました。
また,次のサイトにも出合いました。
出口汪先生による教材のサイトですね。「9つの論理メソッド」のひとつに「主語と述語」があります。
文章を論理的に読むコツは、漠然と読まないこと。これは英語や古文でも同じです。そのためには、目のつけどころを大切にすることを意識し、一文を読むときは、その要点となる「主語」と「述語」に着目することが大切なのです。
「学問の基礎は国語である」とよく言われます。
小学校で「道徳」とかいうナゾの科目を教科にするヒマがあるのなら(ついでに英語も要らない)、本当にその時間を「国語(日本語)」に回してほしい。「未然・連用・終止・連体…」などの文法からキッチリやろう。主観を排した読解力の養成も。全ての学問の基礎になるのは、何といっても国語である。
— 日高大介 (@hdkdisk) March 24, 2017
国語こそが土台であるというのは私も同感です。しかし,こうした文脈で言われる「国語」とは,いったい何であるのでしょうか。
「国語を鍛え直そう」と決意した人がまずやるべきことは何でしょうか。
「国語」のスタート地点は「主語‐述語」の把握だと私は考えています。
この問題は国語の先生方からもご意見・ご指導をいただきたいところです。落ち着いたら英語の先生と国語の先生を招いて,教科の垣根を越えたセミナー的なものを開催したいと考えています。
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!