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もともとは名古屋大学工学部を志望していたＴ氏（私の高校時代の友人）は，浪人して「成績が上がり過ぎた」ので名大医学部医学科志望に変更し，見事に合格しました。 Ｔ氏の勉強法はその気になれば誰にでも実践できる簡単なものです。皆さんもぜひ真似をして成績を飛躍的に向上させ，志望校合格をつかみ取ってください。 ーーどんな勉強してたの？
『思考訓練の場としての英文解釈』というエキセントリックでぶっ飛んだ学習参考書がありました。同書にはこんな記述があります。
英語で書かれた文章をすべて日本語に訳す勉強法を「全訳」と呼びますが，これはほとんどの人にとって意味がありません。全訳は無意味です。 理由を説明します。 まず，時間と労力をかけて全訳をしても正しい訳をできたかどうかを自分でチェックできないからです。答え合わせができない勉強に意味はないというのは私がこれまで色々なところで何度も何度も言ってきたことです。 ならば先生に添削してもらえばいいじゃないかと思うかもしれません。その通りです。信頼できる先生が添削してくれるという恵まれた
がんばって勉強しているつもりなのに成績が上がらない人に共通する問題点を指摘し，その解決策を示します。 5分で読めます。 5分であなたの人生が変わる勉強法を知ることができます。 あなたの成績が上がらない理由をひとことで言うと，あなたが受動的だからです。消極的と言ってもいいでしょう。 授業を聞くだけ 参考書を読むだけ こんな勉強をしているからです。これではいくら勉強しても成績は上がりません。 能動的に，積極的になってください。 先ほど，受動的・消極的な勉強スタイル
「わかりやすい」は何かを学ぶ人にとって薬ではなく毒です。「わかりやすい」中毒者は何も学ぶことができません。 授業を受けていて，本を読んでいて「わかりやすい」と感じるときは，そこで解説されていることは，実は自分がすでにわかっていたことばかりだと思ったほうがいいでしょう。 勉強とは，自分ができないことをできるようにする不断の過程です。わかっていたことが解説されているのに触れて「わかりやすい！」「目から鱗！」などと言うことが勉強の対極にある愚かな行為であるのは言うまでもありませ
不知塾（塾長：田中健一）では大学受験生の皆さんが適切な参考書・問題集を選ぶお手伝いをします。教材は「参考書STEPS」という考えに基づいて決定します。 「参考書STEPS」は「志望校」と「模試判定」から最適な教材を決定するシステムです。 例えば，あなたの志望校が「難関大」だとしましょう。直近の模試での判定が このように使用教材を決定します。 各レベルの推奨教材とそれぞれの効果的な使用法・学習法を解説します。 中学生の頃から参考書マニアで四半世紀以上の受験指導歴があり
英文の構造を大雑把に記述すると次のようになります。 英文を正確に読むための第一歩は《Ｓ＋Ｖ》を把握することです。そのためにはまずはＳを特定します。 Ｓになれるのは名詞相当語句［名詞的要素］です。ただし，《前置詞＋名詞》は形容詞または副詞のはたらきをするので，前置詞がついた名詞は主語になれません。 Ｓには「は／が」をつけて読むことが極めて重要です。 私の授業では，このルールを徹底するために初期段階では次の書き込みを要求します。 この方針に沿って書いたのが『英文読解入門
学習者によほどの自立性と自律性がない限り，教育にはふたつの「きょうせい」が必要です。 ふたつの「きょうせい」とは「強制」と「矯正」です。 異論・反論・オブジェクションがあるのは承知の上で主張します。強制されないと大半の学習者は勉強しませんし，矯正されないとできるようになりません。 しかし強制は現代社会では忌み嫌われています。少々の強制でも「ハラスメント」として糾弾されるリスクがあります。 矯正もまた嫌われています。「自分には自分のやり方があるのだ」と突っぱねられます。
次の問題をノートに解いてみてください（そこらへんにある裏紙でもオッケーです）。 こんな感じの人が多いのではないでしょうか。 これは典型的なダメなやり方です。英語の勉強をしているのに英語を書かないのは論外です。 【関連記事】英語学習の落とし穴 これからは次のように解きましょう。 問題文全体を書き写すのです。4択穴埋め問題でも同様にしてください。くり返しになりますが，英語の勉強をしているのですから英語を書くことが大切です。
拙著『はじめてでも「使える英語」が身につく！英語復文勉強法』には英語以外の勉強でも重要な，勉強の本質と言ってもいいことが書かれています。すでに何かを学んでいる人，これから何かを学びたい人は必読の内容です。 この記事ではその部分を無料公開します。存分に役立ててください。以下，引用です。 「間違い」は成長の糧 「復文」で極めて重要なのは、実際に紙に書き出してみることです。 勉強が苦手な人、頑張っているのになかなか成果が出ない人によく見られるのは、勉強を頭の中だけ、または音声だ
この記事では勉強の本質を簡潔に説明し，その解決策を示します。 勉強とは，自分ができないことをできるようにすることです。これには皆さん異論はないでしょう。 このためには今の自分には何ができて，何ができないのかを明らかにする必要があります。 このためにするのが問題演習です。 実は，問題演習で最も重要なのは答え合わせです。これをきちんとできる人が驚くほど少ないのが現実です。記述問題はもちろんのこと，記号問題ですら正確な丸つけができない人がいます。 「勉強しているのに結果が
最近試している勉強法があまりにも効果抜群なのでシェアします。この方法を使うと難しい本を読みこなせる可能性が飛躍的に高まります。 最近のオーディブルには（えっ？ こんな本も入ってるの？）と驚かされる作品が多数収録されています。以下，いくつか例を示します。 まずはオーディブルを「適当に」「いい加減に」聞き流します。家事をしながら，風呂に入りながら，仕事をしながら……。しっかり聞いて理解する必要はありません。通勤・通学の途中でもいいです。とにかく適当に，いい加減に聞き流してくだ
大学入学共通テストなどの試験で「時間が足らない……」と悩む人のための記事です。 まず，足らないのは時間ではなくて自分のスピードであることを自覚してください。これが出発点です。以下，スピードを身につけるための特訓法を紹介します。 中学時代に通っていた塾で教わった方法で，このおかげで今の私があると言ってもいいくらい私の人生を劇的に変えてくれた特訓法です。 そして，塾や予備校で勉強を教える立場になってからは何千人もの若者たちを成功に導いてきた勉強法です。 合格報告に来てくれ
不知塾（しらずじゅく）は『世界が広がる英文読解』（岩波書店）や『英文法基礎10題ドリル』（駿台文庫）などの著者である田中健一が主宰するオンライン勉強サークルです。ソクラテスの「不知の自覚（無知の知）」を大切にしています。 私は英単語帳の暗記を イヤでイヤで仕方がないけど，やらなければならないこと（けどやっぱり面倒くさい……） と超ネガティブに捉えています。ここを出発点に「なぜイヤでイヤで仕方がないのか」を明らかにし，それを克服する方法を提案します。 私自身の感想と，数
