日経新聞#8 岸田文雄首相の「新しい資本主義」がちょっと分かったのでメモ
こんばんわ。
寒い日が続いておりますね。僕は最近、ようやく寒さに慣れてきたようで(遅い)、起床時間が少しづつ早くなってきました…!
さて、僕は、岸田文雄首相が掲げている「新しい資本主義」っていまいちよく分かっていません。ですが、下記の日経新聞の記事をみて、「新しい資本主義」のイメージが何となく掴めた気がします。
岸田首相は、企業の賃上げを「新しい資本主義の起動」と位置づけています。
確かに、日本の会社の賃金は全然上がっていない、というのが現状。
アベノミクス時代から物価の上昇を目標に金融緩和などの策を講じてきてはいますが、企業にキャッシュが回り動きやすくなったが、それが給料UPにつながっておらず、消費も伸びていない。というのが現在の日本であると思います。
ではなぜ、給料UPをしないのか?
企業会計においては給料は「費用」で、「利益」を圧迫するものであるから。のはずです。
しかし、岸田首相は「賃上げ」について以下のような、切り込んだ考えを持っています。
これをみて、なるほどって感じになりました。
社員にどれだけ投資しているか、という金の流れを見える化し、それが外部からの評価に繋がるとすれば、人件費を上げるインセンティブになるだろうってことですね。
このような企業の情報は、決算書には載っていないので、非財務情報と呼ばれます。これらを開示する上での国際的な基準づくりをする組織(国際サステナビリティ基準審議会)が新設されました。現在、世界中に乱立しているその手の基準を統一するためだそうです。日本はそこに人を送り込もうと頑張っている、というのがもとの記事の内容です(最後に要約も置きます)。
日本が非財務情報などの開示基準を議論するメンバーになれば、「新しい資本主義」の考え方を世界に発信することができ、岸田政権は一つ実績を作ることができる、ということでしょう。
蛇足ですが、「非財務情報」には2つ、主要な分野があるとされていて、1つは、企業活動が森林や空気、海洋などに与える影響に関するもの。もう一つは、企業で働く従業員の価値を見える化するもの。国際会計の世界では、前者は「自然資本」、後者を「人的資本」と呼んでいます。
ざっくりですが、以下に要約してみます。
完全に独り言の内容ですが…最後まで読んで頂き、ありがとうございます!