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グリコーゲンローディングとは?

上智大学ハンドボール部でコーチをやっています。
いま学んでいる栄養学やトレーニングで学んだことを後輩たちにシェアしていこうと思っています。

現状は、チームの練習に参加して技術的なことを伝えたり、学生とジムで合トレしたり、試合に帯同してチームをサポートしたりしています。

現在、チームは公式戦のリーグ期間中。
そこで、試合に向けた食事面での準備として知られる方法であるグリコーゲンローディングについて簡単に資料を作成してシェアしました。

グリコーゲンローディングはハンドボールだけではなく、サッカーやバスケなど、比較的長時間に渡ってエネルギーを消費し続けるスポーツにおいて行われている、試合に向けて体内(肝臓・筋肉)にグリコーゲン=糖質=エネルギー源をできるだけ溜め込む方法のことです。

僕は、ベストボディジャパンに出た際に、直前の調整として似たようなことを行いました。ボディビルの世界ではカーボアップと呼ばれています。
これは、大会3日前~前日までに糖質をカットし、最後の1日~3日間で糖質を大量に摂取して筋肉を張らせる方法です。カラカラにしたスポンジに水を含ませるようなイメージです。

しかし、この方法は古典的とされていて、消化管などに大きな負担がかかり、体力を消耗するとされます。そこで、現在は改良型グリコーゲンローディングと呼ばれるものが誕生しています。

それは、糖質はカットせずに普通の食事(脂質は抑える)を試合前まで続け、試合二日前~前日にかけて糖質を増やす(70%カロリー程度)方法です。古典的グリコーゲンローディングに比べて、最終的なグリコーゲン貯蔵量はわずかに落ちるがほとんど変わらず、体に負荷のかからない方法とされています(下図参照)。

今回の資料は女子栄養大学の書籍を参考にしました。この本はわかりやすくて、スポーツ栄養のエッセンスがまとまっているので、興味があればチェックしてみて下さい。

最後までご覧いただきありがとうございます!


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