「あなたを幸せにできるのは私じゃない」の使用は控えた方が良い
彼氏(または彼女)をフる時の台詞ランキング12位くらいにいるであろう「あなたを幸せにできるのは私じゃない」発言。
恋愛リアリティーショーで見るたびに「賭けに出たな」と思う。(恋愛リアリティーショー大好き)
例えば、相手がめちゃくちゃ別れたくない別れたくない言って泣きじゃくっている男に対して平気で「あなたを幸せにできるのは私じゃない」と言うのだ。
いやいや、圧倒的簡単に幸せにしてあげられる方法がある。フらなければ良いのだ…。
まあ確かに、言わんとしてることも分からなくもない。
彼氏の今までの所作や会話から考え方や価値観はだいたいわかってるので、そこから推測できる相手の幸福を自分が実現してあげられる自信がないときに言うのだろう。
だがここで彼氏が「いやいや、いいから!付き合ってるだけで幸せだから!問題ないね!はい復縁!」と言ったらどうだろう。
彼女は「あ、ちょ、えーと、いや、」ってなる。理論武装の余地が少ない非常にリスキーな言い訳なのだ。
この言い訳はきっと、相手を傷つけないために繰り出している。「あなたの問題ではないんですよ、私の至らなさが問題なんですよ」と。
だが、フラれることに変わりはないので、その理由なんざなんの腹の足しにもならない。余計な気遣いだ。
さらに、こういうセリフは相手を気遣っているようで、自分の見え方もケアしているので"卑怯"とも言える。
リアリティーショーでもない限り炎上はしないので、恋の終わりにまでカッコつける必要はないだろう。
ではどうしたらいいか
こういう時は、いさぎよく「あなたは私を幸せにできない」と言おう。
相手のために、邪悪な自分でいてあげるのだ。よっぽど相手も、「あなたが悪いんじゃないの、私が悪いの」とかなんとか言われるより「あたしにあなたは不釣り合いよ!」と言われた方がスッキリするだろう。
ただし、恋は非常にセンシティブだ。お互い感情的になって、非合理な行動に出たりする。
包丁持ち出してこられたらひとたまりもない。女性ならなおのこと男の大暴れに対応することはできない。
よって、こうする。
ヘルメットをかぶり、少年サンデーをお腹周りにはさみ、スタンガンを携帯する。
大暴れしても誰かが止まって助けてくれるように、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、「あなたは私を幸せにできない!」と言おう。
なんなら「アディオス!」くらい付け加えてもいいだろう。
信号が青色の間に話を済ませなくてはいけないのでゴネられるまえに赤信号に変わる。完璧だ。
いや待てよ…
…電話でいいか