嘘はつくべきか

極力つかないべきだ。

なぜなら、管理が難しいからだ。

例えば、Aさんに「かわいいね」と言って、陰でBさんに「Aさんってかわいくないね」みたいに言ったとして、
AさんがBさんに「かわいくないって言ってたよ」って言われちゃった日には信頼がズドーンと下がること間違いない。

かといって、Bさんに「絶対に言わないでね」といったところで、言わない保証はない。自分以外はコントロール不能の領域だ。
さらに追加でＣさんには「Ａさんってかわいいね」といって、Ｄさんに「Ａさんてかわいくないね」と言ったら、もうExcelが必要になってくる。

嘘管理表

もうこんなのいちいちやってられない。

この例の場合、本人に「かわいくないね」って言えないのも嘘をつかなくてはいけない理由の一つになる。ハラスメント社会は今まで以上に嘘管理徹底を僕たちに強制する。

本人に「かわいいよ」といった場合、もうその後いかなることがあっても、どんな相手でも「かわいくない」とは言ってはいけないことになる。

それならば、本人にも「かわいくないよ」と言ってしまうのも悪くないかもしれない。

かわいいとかかわいくないとか、とっぽい例にしたが、ことビジネスでも同じことだ。

嘘は一つでも少ない方が管理コストが低い。僕はなるべく正直に生きるようにしているせいで、ハラスメント気味だ。