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「そういう考え方もあるよね〜」と言って良いか

良いかもしれないけど、得しない。それは鎖国と一緒だからだ。チャラく言うと、考え方がアップデートしない。

例えば、
「CO2のせいで温暖化がひどくなっている」
「CO2は温暖化は関係ない、ただの地球の温度周期でしかない」
この二つの意見がバッティングしたときに、「そういう考え方もあるよね~」とはならない方が良い。

「考える」という行為は論理的な行為でしかない。言葉を使ってなぜなぜと繰り返していく行為だ。

「なんかこうフワ〜っとした感じが気持ちいいよね!」
「座禅で悟ったわ!僕は仏だ!」

とかも「そういう考え方もあるよね」と言えそうだが、そもそもそれは「考え方」ではない。感覚とかに近い。

語弊を恐れず言うと、「1+1=2」という考え方の人と、「1+1=3」という考え方の人はどちらかが間違っている。「そういう考え方もあるよね〜」とはならないのだ。

考え方がぶつかったときにおいては、どちらかの考え方が間違っていると言って良い。なので自分の考え方を正しくするチャンスだ。

ここまで言っといて、そんなことないときもある。両方正しいときだ。

「2+2が4だ!」「2×2が4だ!」といったときだ。どちらも正しいが、こういうときは二人ともアップデートチャンス。

「2+2は4で2×2も4」となる。

どちらにしろ、「そういう考え方もあるよね~」と言っちゃうとこの答えにはたどり着けない。

「ニュートン力学」とアインシュタインの「相対性理論」も、僕達の住む世界ではどちらも一見正しそうに映るが、じつは「相対性理論」の方が正しく世界を映している。

多様性や「考え方は人それぞれ」的なコミュニケーションスキルが先行して「そういう考え方もあるよね~」と言っちゃいがちだが、本当は「考え」というのはフラットに乱立しているものではなく、優劣(※)で並んでいるのだ。※理論的な優劣とは、矛盾の多さ

ただでさえハラスメントにうるさい昨今、コミュニケーションスキル「考え方は人それぞれ」発動!ってやっちゃう。

だがしかし、発動すればするほど自分の考えはアップデートされなくなっていくことを意識したい。








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