「ツッコミ」の分断を知ってもらいたい。
昨今色々な所で分断が起きている。収入格差、体験格差に起因する分断や、リベラルと保守、ホワイトカラーとブルーカラーなど、コントラストが以前よりも鮮明な分断が起きている。アメリカは内戦が起きるのではないかくらい分断が起きている。
SNS、リコメンド機能の台頭で個人が好きなものしか表示しなくてよくなったので、好きなものが同じ人たちで固まる構造になってきたとか。
国民全員が紅白歌合戦見てた時代が懐かしい。
最近由々しき分断の一つとして、ツッコミの分断が非常に目につく。業界によって違う。
「鼻毛を1mまで伸ばそうと思うんだ」
「なんでやねん!」
の「なんでやねん!」の部分だ。
「間」を優先する間勢と、「情報量」を優先する量勢だ。
業界で分かれていると思う。
「鼻毛を1mまで伸ばそうと思うんだ」
間勢:「長いな!」
量勢:「そんなに長いのは無理だと思うが!そしてそれをやるメリットが思いつかないのは俺だけか!」
「よ!元気?昨日フラれた!」
間勢:「悲しい話か!」
量勢:「そんなテンションで話し出す内容じゃないと思うぞ、どんなテンションで迎え入れたらいいか悩むわ!」
みたいな感じだ。
間勢は、情報量よりも間を重視する。漫才やコントなどのお笑いなどの業界に多い。決められた尺の中で効果的な笑いを取らなくてはならないためか。
量勢は、間よりも情報量を重視する。アニメや漫画、小説などに多い。決められた尺が長めで、ツッコミに情報量を詰め込めるからだろう。文字や絵だけという全体の情報量の少なさから、解説的になってしまうのかもしれない。
このツッコミの分断も起き始めている。あなたにもどちらかのツッコミのほうが多くリコメンドされているはずだ。
内戦に発展するまでの間に解決したい問題の一つだ。危機感を持っているのは僕だけじゃないはずだ。
まずは、こういう分断があるということを一人でも多くの人に知ってもらうことから始めたいと思う。