謙遜に変わる表現を探しています
僕は謙遜はなるべくしない方がいいとは思っているが、してしまうことに悩んでいる。
謙遜とは、「自己評価と他己評価が一致している時、自己評価を偽る」
ということでいいかなと思う。
僕は言われたことないが、「イケメンですね」と言われたとして、
「そんなことないですよ」って言ったとき、
本当に自分がイケメンだと思っていない場合は、謙遜にはならない。
たんに「否定」だ。これが「謙遜」であるためには、自分も自分のことをイケメンと思っているうえで、「そんなことないですよ」と言わなくてはいけない。
上記のように考えると、一応嘘をついてるわけなので信用が落ちることになる。でも正体不明のバイアスが僕に謙遜を強制する。
(僕は「イケメンですね」すら言われないからこのケースは問題ない。)
欲張りにも、正体不明のバイアスをいなしつつ嘘もつかない良い方法はないか日頃から模索しているので、途中経過を載せておく。
また、みなさんいい方法があったら教えて下さい。
まず謙遜をする理由について、以下がありそうだ
理由1 相手がお世辞を言っている可能性への布石
Aさん:「イケメンですね」
自分:「そうですね、イケメンです」
Aさん:(うわ、こいつお世辞通じねえな)
というのを抑止している。
理由2: 上には上がいることや、好みの問題への布石
Aさん:「イケメンですね」
自分:「そうですね、イケメンです」
通りかかったCさん:(そうでもないな)
というのを抑止している。
理由3: 否定なのか謙遜なのか観測できないことをいいことにごまかす
Aさん:「イケメンですね」
自分:「いやいや💦そんなことないですよ」
Aさん:(謙遜かな、本当に思ってるのかな)
自分:(どうよ俺の演技力、真相は墓まで持ってくぜ)
理由4:社交辞令
Aさん:「イケメンですね」
自分:「そんなことないですよ」
Aさん:(はい、いつものやったところで本題にいきますか)
自分:(はい、いつものやったところで本題きてください)
大体このパターンかなと思う。(他にもあったら教えて下さい)
謙遜を言いたくないのであればこの4つをクリアしないといけない。
理由1~4の対策
相手の話に持っていくのはどうだろう
Aさん:「イケメンですね」
自分:「お世辞やめてくださいよぉ」
Aさん:「いやいやお世辞じゃないですよ」
自分:「え~、イケメンじゃないですもん」
結局謙遜する流れになる。
Aさん:「イケメンですね」
自分:「Aさんこそイケメンですね」
Aさん:「そんなことないですよ!」
自分:「いやいやほんとに!」
おお、うまくいっているかもしれない。いや、2行目の"こそ"が謙遜だ。
結局謙遜する流れになる。もしかすると謙遜への強制力のようなものが真空中にあって、いずれCERNで謙遜を生み出す量子が発見されるかもしれない。
上記のように相手のお世辞に話を持っていくのは失敗する。なので、やはり真っ向勝負しなくては未発見の真空エネルギーには勝てない。
ごまかせないなら、世の中を正しく観測した結果を正直に言うことにする。
Aさん:「イケメンですね」
自分:「お世辞ではないと仮定して、自分もそう思いますが、人によってはイケメンと思ってくれません。ところで、あなたもなかなかのイケメンかと思いますよ?」
Aさん:「いやいや、そんなことないですよ」
自分:「本題をどうぞ」
これで完璧だ。いきなりの長尺に相手が面食らわなくていいように相手の謙遜で社交辞令としての円滑な導入もできている。
ただし、自分さえ謙遜しなければよいのか。相手に謙遜させるという業を是負わせているため、卑怯だ。
自分の信用を上げるために、相手を卑怯にしてしまった。これはいささか手口が汚い。
他にいいアイデアないでしょうか。