The night is young.

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最近の記事

わたしが苦手なおばあちゃん

おばあちゃんと話すのは苦手だ。 まず何を話していいか分からない。次に何を話していいか分からないし、最後に何を話していいか分からない。 「最近元気か?」という問いにはわたしのカタカナだらけの仕事ぶりや東京での生活を説明したところでおばあちゃんはよく分からないだろうし、逆にわたしからの「逆に最近どう?」という問いにも私が理解できる範囲で答えてくれようとする。結果、会話は続かない。 近況以外に双方共通の話題がないので、話を振ることも振られることも無い。自分の話題の引き出しの乏し

    • 会社と社員の関係性

      会社が社員を大切にすることとはどういうことなんだろうといつも思う。 単純に福利厚生を整えること、ではないことはなんとなく分かる。 趣向を凝らした名前の特別休暇やお金で社員のモチベーションや離職率を管理したがるような福利厚生には寒気がする。 昔上司に言われた「君のキャリアを一緒に考える」というのも、人生の師範は自分で決めるんでどうか御遠慮くださいという気持ちになったし、 だからといって「社員はただの駒です」と言い切られるのも良い気分ではない。 もう終身雇用なんてほぼ日本

      • 平凡な毎日を守るために毎日働いている

        朝起きてシャワーを浴びた。 マイナンバーカードをゲットするために朝イチで区役所に行った。区役所は私の職場に比べて蒸し暑く、クーラーも時間を守って働ける環境なんだなあと感心した。 きっと残業もしないんだろう。弊社のクーラーはフレックスの社員のために働くので激務だと思う。 せっかく朝から外に出たしこのまま帰るのも勿体無いと思って、家まで歩いて帰ろうと思い立った。台風がもうすぐそこまできているような風が吹いていたけれど、行ける所まで行ってみたくなった。 星野源のオールナイト

        • メッセージアプリの原罪は重い

          友達ないし同僚からの「急ぎではないLINE」への返信が至極苦手だ。 「今度ランチ行こう」という内容。まあ別にどうせ毎日会うしお互い都合の良いときにその場で決めようという結論に至ったのだけれど。 なのに、永遠に続くメッセージ。なぜ? メッセージでやり取りする必要あるのかというような内容が続くと、「後で返せばいいや」と思いそのまま放置してしまう。 しかし大学時代にはこの既読無視のせいで友達と仲を拗らせてしまったこともある。人間関係を有効にするためにはメッセージを受け取ったら

          餃子定食を頼む2人

          目の前の2人の女性はどんな関係なのだろう、なんて邪推をしてしまった。 見るつもりは無かったのだけれど、テレビの真ん前に陣取られたので嫌でも視界に入ってしまって。 餃子定食を黙々と食べる2人。年齢は40代くらいだろうか。メニューを決めるときも会話はなく、2人揃ってご飯を少なめにして12個の餃子を淡々と食べ進める。 気の置けない関係なのだろうけれど、恋人や姉妹とはまた一線違うようなそこはかとない【他人】の空気。 私は気の置けない関係の友達と会ったら4・5時間ノンストップで

          餃子定食を頼む2人

          ユーモアで自分を救っている

          気の置けない友達と話している時の自分は結構好きだ。 逆に言うと、人と話している時に好きじゃない状態の自分も存在しているということなのだけれど。 好かれなくても嫌われまいと、その人に良くない時間を過ごさせまいとしている時の自分は総じて面白くない。 まあそれはそれでいい。好かれなくていいから、嫌われないように。 一方で、自分の友達と話している時の自分はユーモアがあって結構素敵だと思う。 下手に盛り上げる必要も無いから変な笑いどころを作らなくてもいいし、最後の話のオチまでい

          ユーモアで自分を救っている

          純度100%、搾りたての褒め言葉

          褒められると嬉しいし、自分も人の良いところは積極的に褒める人間になりたいと思っている一方で、安易な褒め言葉って受け手として気持ちの良いものではないなあとも感じる。 人間ってもしかしたら潜在的に褒められたいところとそうでないところがあるのかも。 見え透いた褒め言葉を貰うと多少不快に思うけど、「この人はコミュニケーションをとろうとしてくれているんだな。これがその人のコミュニケーションの形なのかな。」と思うことで「ありがとうございます」を嘘にせず、自分の負の感情と相手との妥協点

          純度100%、搾りたての褒め言葉

          働くための無関心力

          ベンチャー企業には「まあ自分には関係ないことだから」と言い聞かせないと心が摩耗することで溢れている。 【裁量のある仕事】に夢と希望を持って入社してくる新入社員に、「裁量があるということをもっと咀嚼して考えてみろ…お前の長い社会人生活のためのファーストキャリアは本当にこれでいいのか…」と伝えたくなったり、 【結局事業部長の意向を伺うだけの仕事】に絶望する若手の営業ちゃんのために、少しでも社内制度を整えるように動いてあげたくなったり。 あるあるだけど、マネジメントや教育なん

          働くための無関心力

          やるなら本気のお店屋さんごっこ

          近所の中華屋さんが冷麺を出し始めた。 もう夏が来るなあと思いながら、今年の半期を振り返っていた。 そういえば最近、夏が来る前にはと思っていたネイルチップ制作にようやく着手し始めた。 会社での自分ってテキトーでそれなりで、全然自分らしくないなあと思って、自分のこだわりや滾るものを全部ぶつけても良い何かを探していた。 何かやってみたくて、でも何をしたら、何からしたら良いか分からなかったのでとりあえず趣味のジェルネイルをチップにして販売でもしてみるか〜という程度の気持ちなのだ

          やるなら本気のお店屋さんごっこ

          人生で初めてスシローに行った

          正直面白半分だったのだけれど、結論、結構美味しかった。 余談だが、相方はグルメな人間で、少しでも舌に合わないものに出会うと不機嫌になってしまうという少し面倒なところがある。なので今回は1人で行った次第。 わたしは値段対比で美味しさを考えるタイプなので、比較的ハッピーな食事が多いのかもしれないと彼を見て思った。 舌馬鹿だなんて言ってくる失礼な人もいるけれど、味覚も脳に繋がってるんだからある程度までは考え方次第でしょと心の中でかめかめ波のポーズをとっている。私がハッピーに生

          人生で初めてスシローに行った

          寄り添うことは本音を発掘すること

          新しくオープンしたらしい餃子屋さんに行った。 もっともらしくアドバイスする常連らしき男性。愛想良く答える店長さん。なんだかなあと思う。 餃子は美味しかったので大満足。お酒のアテが少ないからリピートはしないかもだけど、今日の果てしない餃子欲を収めることは出来たからそれはそれでこのお店が存在していて私が今日ここに来た価値があるのだ。 最近、うちの相方に対して「古い固定概念に凝り固まっている」「ジェンダーや多様性への理解がない」と感じてモヤモヤすることがあって、このまま一緒に

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          「彼氏」と称したくないので結婚したい

          相方を「彼氏」と称したくない、だから最近結婚したいなあと思うようになった。 「彼氏」「彼女」という言葉が、私達の関係を表すのには当てはまっていないような気がするのだ。 お互い恋愛感情はあれど入籍もしていない、一緒に暮らしているだけの人間なので「彼氏」という言葉が正しいのだけれど。もう少し段階を進めても「婚約者」というほど形式ばってもいないし、「夫」というのは時期尚早だし。 でも違う人格であることを認識しながら本音をぶつけ合ってお互い心から思いやっている(と思う)し、今だけ

          「彼氏」と称したくないので結婚したい

          私と仲良くする人は、私が決める

          仲良くする人や良く思われたい人は相手発信ではなく自分で決めると心掛けている。特に初対面。 相手にそのボールを委ねていると「今ので嫌われちゃったかな」「盛り上がってないから何か間を繋がなきゃ」と思ってしまうけど、自分にそのボールがあれば何も困ることは無い。 特に邪険にするでもなく気を遣うでもなく、フェアで良いのだ。 自分と仲良くしたいと思うのならどうぞ、話してみましょうか。 流石にそこまでは思っていないけど、そのくらい言える魅力的な人間になりたいなと思う。 別に私が間

          私と仲良くする人は、私が決める

          心の炎上はタイ料理で鎮火する

          怒りは辛さで鎮めるに限る。 ベンチャーで万事屋という名のバックオフィスにいると、非常に不毛なことにぶち当たりがちである。 「なんでここまで放置して悪化してからパスしてくるのか」「誰も気が付かなかっただけじゃなくて気が付かないフリをしていただけでしょう?」 都合の良いことだけ進めてきた皺寄せが自分にくる、そんなことばかり。 フツフツと怒りが沸いてくるのだけれど、怒っても仕方ないのでなんとか収めなければならない。 そんなときは、辛いものを食べにランチに行く。 よく行く

          心の炎上はタイ料理で鎮火する

          仕事への納得感が私を動かしている

          最近、激務が続いている。 それでも営業職だったときよりも疲弊していないのは、きっと今の業務に「納得感」を持っているからだと思う。 元々忙しいのは嫌いじゃなかったし、なんとなくハードそうだしやっておいて損は無いだろうと営業職を最初のキャリアに選んだけれど、思いのほか自分の中で腑に落ちない仕事が多くて辛かった。 そもそもわたしは家電量販店や洋服屋で店員に話し掛けられた瞬間に店を出るような天邪鬼だし、何かを購入・導入するときは、誰かの意見をその場で咀嚼できるほど器用な人間でも

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          書くことって苦しいこと

          「言語化能力が高めだよね」と、先日褒められる機会があった。 きっとnoteなり手帳なり、とりあえず自分の気持ちを言葉にする練習が功を奏していると思う。 後から見返すと、自分に酔ってんなあとかみっともないなあとか、恥ずかしいことも沢山あるけれど、乗り越えて描き続けて良かったと思った。 別に何かに繋がるわけじゃなくても、毎日きちんと投稿しますじゃなくても。 「未完成でもいいからとにかく書く」 誰かに見られたら恥ずかしいし、自分と向き合うことは苦しいことだけど、今は書き続

          書くことって苦しいこと