基本情報処理技術者資格は面接のファストパス!?
こんにちは。
(本投稿は、数年前の経験を元に、IT系の人に向けて超個人的な考えを述べていますので悪しからず)
突然ですが、皆さんは基本情報処理技術者の資格は取得されてますか?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/基本情報技術者試験
IT系であれば普通自動車免許みたいな資格です。ちなみにITパスポートと言う資格もあります。基本情報処理技術者が普通自動車なら、ITパスポートは原付免許でさかね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ITパスポート試験
ともに取得してようが取得してまいが、それ相応の知識を持っていれば仕事をする上では何の影響もないです。
少なくとも僕はそう思ってました。
ただ…僕が以前に勤めていた会社は、ある日、突然、資格を持ってないと役職が上がらない制度になりました。
今まで「資格なんてなくても仕事はできる!」と現場主義の上司(この人は既に役職があるので資格なくても降格しない)に叩き込まれてきたので反発して資格にはチャレンジしませんでした。
正直に言うと…
新人のときに1度落ちてるので苦手意識が強くてチャレンジしなかっただけです。ただ逃げてただけです。
資格は持っていて損はないので、本来であれば試験を受けない理由はないです。
当時の僕が、資格試験を受けなかった言い訳は以下になります。
・勉強する時間がない
「忙しくて…」とか言ってたけど、時間を作ろうともしてなかった。
たまに「プライベートに仕事関係を持ち込むのは…」とか言う人もいますね。
・勉強に対する苦手意識
「勉強は苦手なんで…」とか言ってました。
それって勉強が苦手だと言い聞かせて、自分の中だけで正当化して逃げてただけですね。
苦手だからってやらない理由はないです。
・プライド
「今さら取得しても…」とか言って、今さら不合格になるのが怖かった。
若手が持ってる資格を三十路過ぎが受けて不合格になったら恥ずかしいですよね。
だったら受けることを誰にも言わなきゃ良いだけの話ですが、こちらも自分を正当化して結局は逃げてました。
そんなところでしょうか。
まーお恥ずかしい話で逃げてただけですね。
次に僕が基本情報処理技術者の資格を持っていないことで苦労したことです。
資格を取得していたら苦労しなかったと言う話でもないですが...
・会話に付いていけない。
プログラムだけをしてれば良い。
マネージメントも開発における進捗管理などをしていれば良い。
など携わる業務が限られていれば問題はなかったのですが、ある案件でインフラ、セキュリティ、サービスマネージメントなど幅広い知識が必要になり、まったく会話には付いていけませんでした。
実務経験があれば会話に付いていけてたと思いますが、実務経験がないと単純に知ってるか知らないかで会話に付いていけるか否かが決まります。
知っていれば会話には付いていけるし、何を言わんとしてるのか想像もできたと思うのだけど、そもそも会話に出てくるワードが分からないのでお話にならなかったです。
しかもSESで出向していたので気軽に聞けない状況でした。
結局、僕は現場で会話ができるよう必死に勉強しました。
あれ?勉強する時間はなかったんじゃなかったっけ?て感じですよね。
・転職活動で不利になる?
転職活動を通して感じたのは、予想以上に「うちでは基本情報処理技術者は取得してて当たり前なので取得してもらいます。」と言う会社が多かったです。
今は人手不足なので会社を選ばなければ、資格がなくても問題ない会社は山ほどあると思いますが、資格を所持していないと学習意欲が低いと思われます。
以前に僕が面接官をしてて何の資格もない面接者に「資格取得には興味はありますか?」と言う質問をした事がありますが、「これから取得します!」「頑張ります!」は回答としては無意味です。
今思うと、質問としても何を知りたかったのか不明ですが、資格を取得していたら質問すらしてないと思います。
ちなみに僕は基本情報処理技術者と応用情報処理技術者を取得しまのは三十路を越えてからです。遅い。
弱小Sierで途中からフリーランスになりましたが、それなりの評価も得てたつもりですし、それなりの修羅場も潜ってきて、それなりの経験は積んできたつもりでした。
それでも中途面接で資格について質問されるのは、痛い所を突かれた感覚になりました。
同じようなに資格だけを持ってない人は沢山いると思います。
続いては、あくまで個人的に感じてる内容ですが、基本情報処理技術者資格を取得することによる恩恵になります。
・幅広い知識を得るきっかけになる。
基本情報技術者は、その名の通り、情報技術者にとっての基本を試される試験です。
出題範囲が広いので、浅く広く知識を得ることができます。
深い知識を得るきっかけにはなります。
最低限の知識があることは、知識を深める選択肢を多く持っていることになります。
自分次第ですが、その知識を深めていくことができます。
また前述の通り、難しい会話にも付いていける可能性が格段に上がります。
IT業界に身を置く非エンジニアの方にもオススメしますが、もし敷居が高いようならITパスポートを取得してみてはどうでしょうか?
ITサービスを提供しているのに、お客さんでもない身内にITの話を分かりやすく翻訳して話すのって、予想以上にコストなんですよね。
しかも分かりやすく話しても忘れるでしょ?
・面接で知識の証明となる。
面接はお互いに理解し合えることが大切ですが、面接する側は限られた面接時間で、如何にして企業に自分の経験や意向をアピールできるかも重要です。
前述の通り、その限られた面接時間を資格についての質疑応答に使うのは勿体ないです。
しかも現時点で資格を取得してないのは事実ですから、その質問に対して100点の回答はなく、中途半端に回答しても逆効果で、不信感が生まれてしまいます。
「業務外では学習意欲がないんだなー?そこには投資しないんだなー?」「自分から情報を取得しないんだなー?」「受動的な人なんだなー?」なんて印象を持たれたら、どんなに良い経験を積んでいても、軽く思われてしまいます。
本当は知識も経験もあるのに、そんな状況になってしまうのは不本意ですよね。
資格を取得していると言うだけで、それが回避できるので、基本情報処理技術者は四の五の言わずに取得した方が良いです。
資格と言うのは、それだけで知識の証明になりますので、面接における『ファストパス』みたいなものですね。
また年齢や経験によりますが、本来であれば応用情報処理技術者まで取得できれば良いですが、実は僕は応用情報処理技術者を一度落ちてるので準備はちゃんと必要な印象を持ってます。
落ちると凹みますので、まずは確実に基本情報処理技術者が良いと思います。
たまに「簡単な資格なら受かるから...」とか言って敢えて難しい資格にチャレンジして落ちるぐらいなら、まずは確実に基本情報処理技術者を取得すべきだと思います。
最後に僕が基本情報処理技術者を合格したときに何をやったかをお教えします。
ここだけの話...大したことをしてないです。
・午前問題対策
無料アプリで過去問を解いては解説を読むを通勤途中の電車で繰り返した。それだけ。
あと時間の掛かる計算問題は捨てました。
・午後問題対策
過去問の見てノープロブレムと判断しました。
アルゴリズム系以外はほぼ解けると思ったので、これと言って対策はしてないです。
これだけで情報系の技術者として証明されるのであれば、基本情報処理技術者の資格は持っておいて損はないです。
もし不合格だったら、それは単純に経験不足だと言うことです。
ある程度の経験があれば基本情報処理技術者は簡単に取れるはずです。そして、それに掛かる費用や時間よりも遥かに大きな恩恵は得られるはずです。
余計なお世話ですが、資格を取得できる力をお持ちの人はぜひ取得してみてください。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。