#ずいずい随筆⑤:じゃこと玉ねぎのコンフィ~津川友介『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本があります。
タイトルだけ見ると、巷によくありそうな「○○を食べるだけで病気が治る!」系のトンデモ本っぽく見えますが、そうではありません。
医師の津川友介さんが、世界中の食事に関するエビデンスをまとめて、それを一冊にまとめた本になります。
何が「究極の食事」なのか細かいことは、内容を読んでいただくとして。この本の中で「よい」とされている食材のうち、「魚」と「オリーブオイル」「野菜」そして「玄米」があります。これらを効率よく取れるレシピって何かないかな~と考えていた時に思いだしたのが「食べるオリーブオイル」という商品。
以前に購入して食べて、おいしかったな~と思ったので、自分で作ってみよう、と。
というわけで、今回は「じゃこと玉ねぎのコンフィ」を作ってみました!という#ずいずい随筆となります。いつもみたいに何か小難しい話がはじまるでもなく、無料部分は本当に単なる料理コンテンツなので、興味のある方だけ読み進めてください。
以前に、この「じゃこと玉ねぎのコンフィ」作ってツイッターで公開したら「ぜひ作り方を教えてください」と言われて、そのままになっていた宿題コンテンツなんです笑。
じゃこと玉ねぎのコンフィ:レシピ
材料はこんな感じ。
・ちりめんじゃこ 180g
・玉ねぎ 1玉(甘めが好きなら2玉)
・オリーブオイル 約200g
・かつおぶし 適宜
・にんにく 2~3片
・白ごま 適宜
・たかのつめ 適宜 (辛いのOKなら)
・塩 適宜
・しょうゆ 適宜
僕はいつもこの量で作っていますが、これだとかなり大量にできます。最初はこの半分~1/3量くらいで試してみたほうがいいかな~と思います。お口に合うかどうかわからないですしね。
まず下準備をしていきましょう。玉ねぎのみじん切りをしていきます。ちょっと粗目でも大丈夫です。むしろ少し粗いほうが、最終的に玉ねぎの甘さがきちんと残っておいしいです。
次ににんにくもみじん切りにしましょう。にんにくの量はお好みで増減させて下さい。僕は多めのほうが好みです。
ここまで終わったら、フライパンでオリーブオイルを温めていきます。最初は玉ねぎを炒めるための油なので、これくらいでいいです。あとからどんどん足しますので。
ちなみに、火力はあまり強くしない方がいいです。そもそも「コンフィ」というのが保存法のひとつで「低温のオイルで煮る」が、その方法となるので、高温にして揚がってしまったらちょっと失敗なんですね。
にんにくを入れて軽く炒めます。火力に注意して、焦げないように。
にんにくの香りが立ったくらいで、すぐに玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎもあめ色になるまでとか炒めなくていいですよ。軽く火が通る程度に。
ここでじゃこを投入!ここから手際が大事になります。あまりゆっくりしていると、じゃこが揚がってしまったり、焦げたりします。
この時点で、最初に入れたオイルは玉ねぎとじゃこが全部吸ってしまっていますので、オリーブオイルをだばだば足します。食材の下半分がひたるくらいになるまで足します。オイルで食材が煮られていく感じになります。
かき混ぜながら、味付けもしていきましょう。基本は塩での味付けになります。少量ずつ塩を振り入れ、ちょっと甘めくらいで止めておきます。
ここでかつおぶしをバサッと入れます。多めに入れたほうがおいしいですよ。お好みで白ごまも入れてください。
そして、かつおぶしがなじんだあたりで、しょうゆを少量かけ入れます。
辛いのが大丈夫なら、たかのつめを入れたほうが彩りがきれいになります。
あとは、ちょこちょこ味見しながら、塩としょうゆで味を調えてみてください。何度も繰り返しますが、火力には気を付けて、火を通し過ぎないようにしてください。じゃこが揚がってしまうと食感が悪くなります(ちなみに今回は写真を撮りながらだったので、ちょっと火が入りすぎ、固くなってしまいました・・・)。
できあがったら、タッパーウェアやどんぶりなどに移して、あら熱が取れたところで冷蔵庫へ。
冷たいままでも美味しい、「じゃこと玉ねぎのコンフィ」のできあがり!ごはんや冷ややっこに乗せるのはもちろん、そのままお酒のアテにも良いです。
時間がたてばオリーブオイルが固まってしまうことがありますが、ごはんの上に乗せれば溶けてもとに戻ります。冷蔵庫で2週間くらいはおいしく食べられます。
僕はこれを作った時には、基本的には玄米ご飯と一緒に食べています。普通の白米よりも、玄米のほうが甘さが控えめなのでコンフィと合う気がするんですよね。また、玄米のパサパサした感じが気になる方には、この食べ方だとオリーブオイルと玄米が合わさって、パサパサが気にならなくなるのでお勧めです。
そんなに手間も時間もかからずに作れますので、みなさんもぜひどうぞ。
※写真を撮影する前に手を洗い、撮ってまた手を洗い・・・としながら作ったのでめっちゃ手間でした…。
※僕はがんを専門とする医師ですが「このレシピが、がん患者さんにお勧めだよ」というつもりで書いた記事ではありません。念のため。僕は玄米を美味しいと思っていて、個人の好みで玄米食やっています。でも、「玄米は美味しくない」と思うなら食べない方がいいと思います。このレシピも、きっかけは津川先生の本ですが、健康になるため、というよりは「美味しいから試してみて!」というつもりで書いています。僕は栄養士でもないからカロリー計算とかもしてませんが、単純に考えてカロリー高めのレシピじゃないかなあと思います。
※この先の有料部分では、上記のレシピコーナーから一転して「医療の民主化」というテーマで少し書いてみようと思います。今回僕がどうして、料理してみました!みたいな記事をわざわざ載せるのか、ということもわかるかなと思います。あと、今回のレシピで使った「特選素材」についてもご紹介します。
ここから先は
¥ 150
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
スキやフォローをしてくれた方には、僕の好きなおスシで返します。 漢字のネタが出たらアタリです。きっといいことあります。 また、いただいたサポートは全て暮らしの保健室や社会的処方研究所の運営資金となります。 よろしくお願いします。