見出し画像

【ドイツワーホリ】ドイツワーホリを検討している人への注意点

掲題の通りではありますが、この記事はこれからドイツへワーキングホリデーに来ることを考えている方、これから来ることが決定している方向けの記事となります。
前提ですが、私が現在滞在しているベルリンでの事情になりますのでもしかしたら同じドイツでも他の地域では事情が違うかもしれないということだけご留意いただけますと幸いです。
まずは以下、ざっくりと私自身のプロフィールを記載しておきます。

  • 都内国際系の大学卒業(学部卒)

  • 日経ベンチャー企業にて3年間勤務(日本の顧客に対する営業職)

  • 英語は日常会話で困らないレベル(TOEIC 850)

  • 海外留学経験なし

  • 海外渡航経験3回程度(全て1週間未満の学生旅行)

  • ドイツ語は全く話せない

  • 2023年8月上旬に渡独

上記のような人間がワーホリに来た場合ということも踏まえて参考にしていただけると幸いです。


ビザ申請の時点で詰む

※こちらはこれからワーホリビザ申請しようかなという方向けの文章になるので、すでに申請を終えられた方はスキップしてください。
まず、ドイツワーホリはオーストラリアなどのワーホリとは違い、書類を揃えた上で在日ドイツ大使館に訪問し、担当者と日本語で面談をする必要があります。
つまり、ビザ取得において以下の手順を踏む必要があります。

  1. 大使館のHPに記載されている必要書類を揃える

  2. 在日ドイツ大使館の申請予約サイトで面談予約を取る

  3. 予約日に在日ドイツ大使館へ必要書類を持って行く

私は2023年の3月から毎日複数回予約サイトにアクセスしてチェックしていたものの、申請予約ができたのは6月に入ってから。予約ができた日から申請日までは5日間の猶予という有様でした。
ドイツワーホリビザの申請が厄介なのは、この予約が取れないだけでなく、面談時の必要書類の中で面談予約が取れないと揃えられない書類があるということです。
例えば、必要書類の中には、ドイツまでの往復航空券予約証明書(一定額以上の残高証明があれば帰りの便は予約不要でした)や滞在予定期間の海外保険加入証明書などがあります。
つまり、余裕を持って準備するということがほぼ不可能という状態です。
私は上述した通り5日間でゼロから大急ぎでの準備を強いられました。
当時ガッツリ社会人をしていたので、朝6時起床と同時に仕事を始め、20時に帰宅してワーホリ準備を進めるという生活でした。
(滅多に体調を崩すことはなかったのですが、申請完了後はめちゃくちゃ体調を崩しました。。)
後述しますが、ここで躓くようではドイツへ来てもやっていけない可能性が高いので、他の国でのワーホリやまた別のタイミングで渡航されることを考えた方が良いかもしれません。
とにかく申請時から山ほど理不尽を味わうことになるので渡独される方は覚悟を持って申請を進めてください。

現地では想定外の壁にたくさんぶち当たる

他の国でのワーホリ情報を見聞きすることがありますが、ドイツはワーホリの難易度がかなり高いと言われています。
最大の要因としてはこの記事を書いている理由でもありますが、大使館のHPに記載されている情報がかなり乏しいということが挙げられます。
とにかくドイツ大使館の公式HPに記載されていないにも関わらず、生活に直結するような決定的な情報がほとんどこちらに来て初めて知るものばかりであるという事情があります。
例えば、私はワーホリビザを取得した時点で面接に通りさえすればどの企業でもフルタイムで仕事ができると思っていました。
しかし、こちらに来て、まず住居を探してAnmeldungという住民登録を完了させる必要があるということが判明し、(パートタイムのMini-Jobであれば不要)ゆっくり家探しをしつつフルタイムでの仕事を探そうという当初の計画は、渡航後に大幅な路線変更を余儀なくされました。
具体的に私が経験したものに関しては追々別の記事にて紹介していきますが、とにかくどんな問題が起きても解決するという強い意志と覚悟が必要です。
よっぽどドイツ語に長けていて、ドイツの事情に詳しくない限りはほとんどの人が初っ端から様々な面でかなり苦労します。(ちなみにドイツに長期滞在経験がある方は申請が通らないケースもあるそうです。)
余談ですが私も覚悟の上でドイツへ来たつもりが、到着から1週間経たないうちから帰国する夢を毎晩見ていました。

ドイツ語か英語ができない人は生活が不可能

ワーホリの目的として外国語を学びたいという方は多いと思います。かくいう私もドイツ語が全くできない状態ですが、ドイツ語を学びたいという理由で数ある国の中からドイツを選びました。
しかし、ドイツ語が全く出来ないとはいえ英語は不自由なく話せるという部分が今の私の命綱になっています。
正直英語ができるという一本槍だけでも苦しい場面は少なくないのが現状です。
じゃあ最低限どれくらいの英語力が必要かというと、英語で部屋探しができるかどうかが基準として挙げられます。
具体的には自分が部屋探しをする上で絶対に譲れない/確認すべき条件を相手に伝えられるかどうかということです。
ワーホリでドイツに来られる方のほとんどがまず、WG(Wohngemeinschaft)というシェアハウスを探すことになります。
個人間でフラットメイトを募り、条件が合えば共同生活をするというもので、これがドイツでは一般的な生活スタイルです。
入居に際する確認や場合によっては交渉など、自分自身の語学力で賄う必要があります。
ドイツ人の中には若い人でも英語を話せない場合もあり、私も拙いドイツ語でなんとか最低限の情報を確認したという経験があります。
また、渡航前は「最悪Google翻訳を使えば…」なんて思っていました。確かに物理的には可能ですが、コミュニケーションコストがかかることに変わりはありません。お互いの言いたいことを伝えるのに時間と労力がかかります。
加えて、英語ができないと知らないうちに自分にとって不利な条件で契約をしてしまい、入居後にトラブルになってしまうなんてこともザラです。英語もドイツ語も自信がないという方は日本で語学力をつけてからにするか、他の国への渡航を考えることをおすすめします。

まとめ

以上、3点ご紹介しましたが、総じて言えるのはドイツワーホリは様々な面で他の国でのワーホリより難易度が高いということです。
私のように初めてワーホリで来るとめちゃくちゃ苦労します。
ベルリンに居るドイツ人でさえ「ワーキングホリデービザ?なにそれ?」といった感じなので、ドイツではワーホリで来た人を積極的に迎えるという空気感はほとんど感じられないというのが私の印象です。
一方、ここまでネガディブな内容になってしましたが、一度生活基盤を整えられれば非常に魅力的な国であることは間違いないです。
ベルリンに限ったとしても歴史や色んな文化が感じられる街ですしドイツには他にも魅力的な街がたくさんあります。近隣諸国にパスポートなしで入国できる国がたくさんある点も非常に魅力的と言えるでしょう。
これからドイツにワーホリに来られる方ができるだけ早く生活基盤を築き、最大限楽しんで帰るという手助けができるようこれから私が経験したことは記事にしていきますので、読んで応援していただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?