登山。どこでも楽しむ力。
森のようちえんスタッフ2家族が石鎚山登山に行ってきました。
子どもと登山
今回の登山の最年少は2歳8ヶ月。
鎖場以外、自分の足で歩き切りました。
この子達のすごいところ、体力はもちろんなんだけど、それよりもすごいのが「楽しむ」力。
4年前から、スタッフが始めた石鎚登山。
別に石鎚山じゃなくてもいいんだけどね、
「自由」を大切にするにいはま森のようちえんが登山をする理由。
「しんどい」を楽しむ
登山中、子どもたちからは「疲れたー」って言葉はそりゃあ出ます。
だけど、「もうやめたい」とか、周りの人を負に引き込む言葉は出てきません。
たくさんのお花を見つけて、
葉っぱや岩をなにかに見立てて楽しんだり、
いつも通りのおしゃべりを楽しむ。
日頃から「ちょっとハード」を体験してる
往復9km。大人でも2万歩。
「鎖を登りたい」
「天気がよかったら天狗岳にいけるかなぁ。」
なんて話して、行く前から、前向き。
なんでそんな事ができるんでしょう?
大雨の日の森のようちえんでも、雪が舞う森のようちえんでも、登山でも、サイクリングでも、ご機嫌で過ごすこの子たち。
少しの悪天候でも、楽しくなる日々を繰り返して、多少の不快には慣れっこ。
その中で、自分がどう過ごすかは自分次第、ということを日々経験しているのです。
子どものペースで、エネルギー補給
大人なら「昼に頂上に着くから、そこでご飯を食べよう」でいいけれど、
体の小さな子どもたちはそうはいきません。
いつもより早起きして、
いつもより早めの朝ごはんだったら、
お昼ご飯も早めに。
しんどくなる上りの後半に入る前に、
しっかり元気をつける。
糖分とか、炭水化物ね。
疲れてきたら、エネルギー補給のサイン。
しっかり食べて、しっかり飲んでたら、元気に歩ける。
そこは大人側の配慮は欠かせません。
おうちでできること
毎日、森のようちえんで遊ぶことで自然と心が強くなった子どもたち。
でも、おうちでできることもあるよ。
・ちょっとそこまで散歩に出かける
無目的で、歩くことを楽しんでみてね♪
いつもより、親子で楽しい会話が生まれるよ☆
「抱っこー」ってなったら、ちょっと座って、おしゃべりしてみて。
「大人のペースで疲れたよー」っていうサインだったりするよ。
・雨のお散歩に出かけてみる
これは、大人側の「楽しむ力」が試される。
「楽しそうやなー」って見守ってみてね。
・夜のお散歩
星空を見ながらお話。
ちょっと特別な時間。暗いのに、ワクワクするよね。
まとめ
快適で安全な環境はもちろんすごく大切。
でも、大好きな人と楽しく過ごせば、少ししんどい環境にも強くなる。
スポーツの習い事で、スキルを上げるよりも、まずはこういう、心の強さをしっかりと育みたい。
大人が一緒に、新しい世界を楽しんでみてね☆