ソラコム買収はKDDI国際化の試金石でもある
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01HYT_R00C17A8MM8000/
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01HYT_R00C17A8MM8000/
今朝は、この記事を朝見てびっくりした。
ソラコムさんは、独立ベンチャーとしてIPOを目指していると思っていたので、、。
また、KDDIが親会社になると、ソラコムのよさが失われるのではないかと思ったので、、。(KDDIさん、ごめんなさい)
しかし、
テッククランチに玉川社長のインタビューが出たので、ソラコム側の
意図がわかりました。
この記事で、玉川さんの意図がわかりました。
「日本発のグローバルプラットフォームを作り出したい」という意思を実現するためにこそ、KDDI傘下に入ることを決断されたということであり、
安心すると同時に、ますます応援したくなりました。
問題は、KDDI側であり、玉川さんの世界戦略を後おしするためには、
KDDI側が国際化する必要がある。
それができないと、せっかくの宝を殺しかねないと思う。
玉川さん発言のポイントを下にいくつかあげ、コメントします。
●KDDIによる全株取得は誤報
→玉川さん他のコアメンバーも一部の株を所有するだろうことを示唆。
●MVNOとしてNTTドコモ回線も使ってきた。通信キャリアに対する中立性を失うことは損なのでは?
→「5GのIoT向けサービスを、いかに早く市場投入できるかというのが勝負。」そのためには「1つのキャリアと組むのがベストだと判断しました」つまり、今後の展開のためにはインフラ(回線)を借りるのではなく、回線を持つ会社の一部となるほうが有利と判断。
●海外展開は、スタートアップ企業に荷が重かった
→「海外の獲得アカウント数は、まだ日本の10分の1。」「ネックになっているのは安いデータ料金、つまり海外キャリアとの交渉力です。ここに関してもKDDIグループに入ることで、大きな交渉力が得られる」
●もっとも相性がいいようにも思えるamazon傘下に入らなかった理由は
→「Amazonはグローバル企業です。おそらくチームは解散となるでしょう」
「ITの世界では日本からプラットフォームと呼べるものはこれまで1つも出てきていません。日本発のグローバルプラットフォームを作り出したいんです。」
「ぼくらが主導権をもって世界を獲りに行きたいんです、そのためにはKDDIと組むのがベストという結論だったのです」
http://jp.techcrunch.com/2017/08/02/soracom-kddi-deal-interview/
http://jp.techcrunch.com/2017/08/02/soracom-kddi-deal-interview/