当面は素晴らしい連携戦略。将来も続く連携かは?

ドコモは全関連分野を自社でやるのが基本方針。

ソフトバンクは抜けている分野もあるが、ドコモ以上の範囲で海外企業との連携が視野に入っている。

たとえば、MaaSやAIやアームチップ。

残るKDDIは、弱い分野がいくつかあった。

この提携で、2019年4月から始めるスマホ決済サービスの「auペイ」の加盟店に最初から楽天ペイの加盟店を加えることができる。

さらにKDDIのネット通販の「ワウマ」が、楽天の物流網を活用させてもらう。

これらの連携は、楽天にとってはライバルに自社資源を提供するデメリット。

一方、KDDIは、地方での設備余裕をローミングとして楽天に貸し出す。設備投資額を抑えたい楽天にとってはメリットが大きい。

KDDIにとっては、ユーザーの流失につながるデメリットがあるが、

ローミング収入を得られる。現時点では、両者にとってメリットの方が大きい、「すばらしい連携戦略」だと思う。

問題は、合意したローミング契約は2026年3月末までとされているので、今後お互いのメリット・デメリットがバランスしない場合は、その時点で連携の解消がありえるかもしれない。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37246140R01C18A1MM8000/

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