HF2章感想　カロリー消費が激しい映画（※ネタバレあり）

最速上映を見に行って、そのまま漫喫で朝まで時間つぶして、帰ってきて滾々と眠ってしまい目が覚めたら日が暮れてたからびっくりした。

見終わったあとめっちゃお腹減った…。
なのに漫喫でも何も食べず、家に帰ろうとした途中でも眠たさがピークに達していたためどこかに寄って腹ごしらえしようという気にもなれず、とりあえずお菓子を少し食べただけで死んだように眠り、起きてから測ったら正月に食っちゃ寝生活して増えてしまっていた体重がもとに戻ってたから笑った。ヘブンズフィール、減量効果がある。（個人の感想です）

※以下ネタバレ！

レアルタ版しかやってないんですよ、SNは（HAも）。でもなんだかんだZeroアニメからこのFate沼に足を取られ英雄王ギルガメッシュという宗教に入っていれば「PC版ではこうだった」みたいな話も知るわけでね。

てかHF映画1章を見て感想をいろいろ読むまで、桜と慎二に肉体関係があったことを知らなかった。
桜が虫から犯されていたこと、PC版には「私、処女じゃないんですよ」ってセリフがあったことは知っていたけれど。

須藤監督の桜に対しての愛はむしろ執念だよな。もういかにして今現在できうる最高の技術で映像化するかって情熱の注がれた映像作品だった。
いろいろカットされたシーンも多かったけれど、あくまで桜目線だからなのだろうと納得できるような作りになっていたと思います。
いやあれだけカットされてもこのカロリー消費の高さなんなん？！　ってなるけど。セリフはカットしてもシーンだけ見せてくれたところも多かったし。

イリヤちゃんがさ…イリヤちゃんがかわいいんだよ…。
めっちゃかわいい…最高…大好き…。

レアルタをやるためだけに初めてソニー系のハードに手を出したけど、最大の理由はセイバールートのギルチャンが見たかったからなんですよ。
セイバールートではライバル（？）になる。凛ルートではラスボスになる。桜ルートではあっさり退場する。
ということだったし、桜ルートはめっちゃ鬱とも聞いていたので最初はあまり乗り気ではなかったんですね。でもHFは桜ルートだけとイリヤルートでもあると知り、また進めるうちに今まで見たことのなかった面を見せてくれるイリヤちゃんがいたからどんどん先に進められたと思っています。
あどけなくて無邪気で残酷な美少女が好きだから…。

1章のときもそうだったけど、影の突然現れるあの不気味な演出にどうしても慣れない。怖すぎる。

今回の桜には、かわいいとかきれいより蠱惑的という表現がよく似合ってしまうなあ。
ひたすら蚊帳の外になってしまった慎二もさみしかった。魔術以外はすべて優秀なのに、魔術師の家系に生まれ、魔術師に憧れてしまったばっかりに…。
まぁだからといって慎二が許されるわけではないけれど。

アーチャーと窓を破って助けにくる凛ちゃんかっこよすぎでは？！遠坂凛、かっこよくてかわいくてなんて素敵な女の子なんだ…。
桜に対しての愛情、情熱がすごい映画なのにその上で遠坂凛がめちゃくちゃ魅力的に描かれていて感動した。

今回の息抜きどころはお箸が使えないライダーさんと、姉さんと呼ばれて動揺する凛ちゃんですね。
そう考えると前回言峰綺礼が麻婆をハフハフ食べるシーンはめちゃくちゃ息抜きシーンだった。
言峰綺礼といえば桜の治療後に快楽中枢に云々かんぬんって説明してるシーンは完全にセクハラでしたね。聖職者のくせに。聖職者のくせに！　そのかくまっている金髪の美青年はなんなんですか！！　なんで夜中の礼拝堂に2人きりでけだるげな雰囲気を醸し出しているんですか！！

取り乱しました。

あとはバトルがすんごかった。バーサーカー、これがギリシャの大英雄…って貫禄。それを持ってしてなお上回るセイバーオルタの絶望感。
2章の盛り上げどころとしてこのバトルをある程度膨らませたのだろうとは思うけど、迫力が桁違い。英霊同士の常軌を逸した戦いぶり。口ポカーンってして見てました。
アーチャーと真アサシンもなんだけどアーチャーの戦いぶりがめちゃくちゃかっこよくて。バーサーカーも含めて、なにかを守るために戦う姿がかっこよすぎて本当に戦闘シーンは身震いした。

いやアーチャーは士郎はぶん投げるのにイリヤは両手でそっと地面におろしてあげるところとかね！　お前はそういうやつだよ！　ってなったけど。
もう凛ちゃんの髪をなでて「達者でな、遠坂」のシーンが美しすぎてめっちゃ泣いてた。あれは反則じゃん…。

そしてあのファンシーでメルヘンな夢のシーンですよ。
I beg youのジャケットにもドレス姿の桜がぬいぐるみたちと踊っているようなイラストがあったから一体なんだろうと思っていたらですよ…。
なんてものを描いてくれたんだよ。

あまりにも唐突に始まったから最初はなにこれ？　桜の夢？　ってなりますよね。途中、川をながれていくぬいぐるみで不穏な空気を感じ取り（あれ桜が取り込んだ鯖の暗示だったんだね）、桜のセリフで確信する。

現実への引き戻し方がえぐい！！！

そんでわたしの大好きなギルチャンなんですけど。
足をちょん切られたことより「この我を跪かせようとは」ってところにキレてるところが英雄王マジ英雄王。
あまり長くないシーンだったけど、英雄王としての迫力を損なわない存在感だったと思います。容赦がなさすぎる。
いやそれにしても先行カットにあったシーンがなくて。言峰とふたりで話すシーンがなかったのに戸惑ったりはした。どうなんだろう？　ディレクターズカット版として後々収録されたりする？

桜と藤ねえのシーン、めちゃくちゃよかったしそこでイリヤが切嗣のことを知れたのがすごくいい演出だった…。イリヤちゃんがやってきた藤ねえに対して「誰…？」って言ってたのがなんかすごくグッときた。

そして士郎が、桜を殺すことができなくて涙をながすところ…。
あまりにも人間らしい、今までは決して見ることのできない表情だった…。

もう2日経っちゃったしパンフ買えなかったからぼんやりしてるところも多いんだけど、HF2章もめっちゃよかった！！！！！！！！！！　観に行って大正解！！！！！！！　3章は来年春！！！！！！！！！　公開時期にまで執念を感じる！！！！！！

3章は絶対にイリヤちゃん好きとして外せないわけですしね。ノーマルエンドでいくのかトゥルーエンドでいくのか…。
やっぱもう一回ゲームシナリオ読み返さないといけないなあ。

パンフ買いに行きたいし、特典変わったらあと2,3回は観に行きたいですね。でも最速上映行くとそのあと2日は生活リズム戻すのに苦労したので次は普通に観に行こうと思います。