人づくりの方向
「いい会社」とは?
「いい会社」になるヒント。
「いい会社」の様子。
様々にお伝えする予定です。
我々の記事を参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
TNC「人づくりチーム」担当の成戸です。
「人づくり」として具体的には採用・教育・人事労務、そして障がい者雇用を担当しています。
さて、企業においての人づくりの目的は何でしょう?
人を育てることはとても大切であり、大変です。
目的無くして安易に出来るものではありません。
政府による働き方改革が動き出し、更に新型コロナウイルスの影響によって、望むと望まざるとにかかわらず会社の形が変わりつつあります。変わるものが商品サービス、営業形態、働く場所、連絡の取り方など、どのようなものであっても「人」が動かすことから人の成長が求められます。
当記事を読まれている方は特に人づくりの目的として『「いい会社」になるために人を育てる必要性』を感じておられるかもしれません。
我々の考える「いい会社」とは従業員とその家族を大切にしている会社であり、更には関連先の従業員とその家族も大切にしている会社の事を指します。また範囲を広げ、顧客(未来顧客)、地域(住民や環境)、そして最後に出資者を大切にしている会社が理想的な「いい会社」です。そして「誰もが働いて幸せになれる会社」を目指している会社と言えます。
「誰もが働いて幸せになれる会社」の従業員には「この会社で仲間と働いて幸せになりたい」と願う人であれば老若男女関係なく、育児介護中の者、持病を持ち通院中の者であれ、もちろん障がい者も当然に含まれます。
これには社会貢献の視点ではなく、様々な事情を持つ従業員を会社の戦力として活躍していただく仲間としてとらえることが大切です。我々の人づくりにおいて従業員は『自社を「いい会社」へと創り、育てる仲間』であり、そのように期待し、そう育っていただけるようコンサルティングを行います。
人が育つには就労場所や道具などの物理的な現場も重要ですが、学習の機会、会社の仕組み、ルール、制度そして企業文化や雰囲気といった「注目しないと見えてこない要素」も強く影響します。そのすべてを環境と表現すれば、もちろん管理監督者・経営者も人づくりの環境の範囲に入っていただき、個人として、環境の一部として、成長を期待する場面が出てくることもあります。
外部環境としての働き方改革や、コロナ禍への対応、さらにはSDGsなども含めた課題に対して「いい会社」であろうとする活動は会社ごとに個性として形を成していきます。個性ある「いい会社」の形は自社が求める「ヒト・モノ・カネ・情報」が集まってきます。形をつくるのは人です。
従業員を大切にするために人を育てる、と表現すると少し奇妙に聞こえるかもしれませんが「自社で働く従業員が幸せな人生を送れるように良い影響を与えることが教育である」として、ひとをつくる、とすれば「いい会社」の様子が伝わるかもしれません。
実際に「いい会社」と呼ばれる会社の多くの経営者からは「自社に就職してもらったら、どこに出しても恥ずかしくないように育てる」との言葉を聞いています。
まとめるとすれば、人づくりを行い、組織化し、学習の結果、売れる仕組みが出来上がり、利益が人に還元され、利益の一部が人づくりへと投資される「幸」循環(こうじゅんかん)です。
我々はこのような方向性をもってコンサルティングを行います。
今回は「人づくり」の総論的な表現になりました。今後も筆者を変えながら、担当範囲において、現場の一コマを切り取った内容や、普遍的内容など、視点を変えながら「いい会社」づくりやその様子についてお伝えします。
多才なメンバーの記事にご期待ください。
(成戸克圭)
ブログ「なると社会保険労務士の日記」1700記事掲載中 http://gifusr.sblo.jp
「いい会社」研究 https://gifusr.jp/laboratory
成戸社会保険労務士事務所ホームページ http://www.gifusr.jp