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実家に帰らせていただきますと言えるほど簡単に帰れる実家じゃない。

 帰ろうとすると、片道で数万円かかっちゃうな…。
 遠い南国に思いを寄せます、夛野々(たのの)です。

 私は一人娘として育てられてきました。
 過去形なのは私が20歳になった時、母が結婚し、新たに弟が産まれたからです。その年の差20歳。もはや私の子どもなんだよなぁ。

 母一人で育てられた年数、20年。
 今思えば、なんていうか、包容力がすげぇな!と、思います。

 まずね、強く否定された思い出がない。

 否定というか、拒否されたのは、大学は地元を出たいな~と相談した時に、母が泣きながら「お母さんは寂しいからイヤだな」と言われた時ぐらい。それも別に強く否定はされてないけど、反対だな~という感じでした。
 結局、金銭面や目標などから、別に外に出なくていいやと県内の大学へ進んだのですが…。

 小さい頃から、あれやりたい、これやりたいに「イイよイイよ~」と二つ返事。
 突然習字教室の月謝袋を持って帰って「今月からコレやる!」に対して、すぐにお金を入れてくれて。
 通っていたスイミングスクールで、「選手コースに移動する!」「今度からは選手コースいや、選手別になりたくない、普通に帰りたい」なんて意見の変わる私に、理由をちゃんと聞いてから、好きにしていいよ、と言ってくれたり。
 初バイトのお金でギターを買う!と言う私に、イイね~とニヤニヤしながら楽器を一緒に見に行ってくれたり(結局続かなかったけど…)。

 大学生・社会人になると、ひょんと飛行機に飛び乗って出かけまくり遊びまくりの私を、責めることもなく「今度はどこに行ってきたの?」「来年はお母さんも一緒に行きたいな~」なんて笑いながら話を聞いてくれて。

 実は、実家にいた頃はほとんどお家の手伝いをしていなかったのですが、家を飛び出して思いました。帰宅するだけでご飯が出てきて、寝ている間に洗濯物が畳まれている生活はあまりにも貴族だと…。毎日そんなことやってられねぇよ…。

 実家に帰るために数万円かかっちゃうので、そんな頻繁には帰れず、今年はぶっちゃけまだ飛行機を取っていません。去年とか2~3か月に1回のペースで帰ってたわ。
 早くチケット取って帰りたいな~、帰ったら簡単に作れるご飯とか作ってあげたいな~、どこか夜ドライブがてら出かけたいな~って思うけど、多分帰ったらダラダラしちゃうんだわ…。実家で永遠に眠れる魔力の巣窟みたいなところあるから…。

 そんなこんな、わりとすぐに帰りたがりの私なのですが、なんと今月末に母がコッチへ遊びに来ます。やったぜ。

 理由は一応、私の誕生日が近いからということで、弟をパパに預けて来るんですけど、本当の理由は『ドリカムカフェ』と『ディズニー』です。
 いわく「行ける時に出かけないと後悔するじゃん!」ですって。

 軽率に九州・四国・東京へ飛んじゃう遠征勢の血、もしかして母譲りなのかな…。

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