お母さんの肉巻き
初めて料理をしたのはいつだったのかはっきり覚えていないけど、昔住んでた家の近所にキリスト教の教会があって、なんか知らんけどそこの宣教師の方と仲良くなって手作りピザを作って食べたことは覚えている。
包丁を使ったのも、多分幼稚園の年長か小学1年生くらいだったかな。
年齢は曖昧なくせに、どんな包丁を使ったかは思い出せる。
家には子供用の先がまるくなった柄がカラフルな包丁なんてなくて、ちっちゃくて子供の手でも扱えるだろう、と(親が判断したのだろう)ペティナイフや果物ナイフを渡された。
お母さんの肉巻きは、塩コショウした豚肉にりんごが巻いてあったな。
りんごを見ると思い出す。
ペティナイフや果物ナイフで皮剥きを練習して、りんごよりもじゃがいもの皮むきを披露したことも。
息子が食べられるようになったら、
りんごを巻いた肉巻き、いつか作ってあげよう。