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Day5 昔はどんな子どもだったのか

小学生の頃、スクールバスで登下校だった。

下を向いて何を探すわけでもなく歩いている。

小石を蹴ってみたり、
トンボを捕まえてみたり、
野草を摘んでみたり、
誰かと一緒に歩くより、
ひとりで家まで歩くのが好きだった。


バスから降りたら
友だちといる私ではなくて、
学校に所属している私ではなくて、
私は私でいたかった。

誰とも話さなくていい時間がほしかった。

これは今も変わらないかも。

好きなものを好きって言ったり、
嫌いなものを嫌いって言ったり、
そんなことがすごく苦手だった。

誰かが好きだというものは、
そんなに好きじゃなかった。

誰かが嫌いというものは、
好きかもしれないと言うことができなかった。

これは大人になったら少し言えるようになったよ。

よく頑張りましたね。
はなまるです。

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