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帰省日記/2024年8月11日〜
8月11日
去年もお盆に帰省していたと思っていたけど、日記を見返したら違っていて、人の記憶とは曖昧になっていくものだなと思った。
兄夫婦と姪っ子2人が実家に泊まる。
普段父と母と猫1匹の家は今日から2日間賑やかになる。
猫もたいそう気が休まらなそうだった。
夕方は朝顔の水やり、夜は花火。
姪っ子とのお風呂も初めて。
今日あった姪のかわいいこととか、かわいい言い方とかをじっくり思い出しながら眠りにつきたかったけど、思い出す前にあっという間に眠った。
8月12日
朝から元気に遊ぶ。
自然と私の横にちょこんと座る姪がかわいい。
車で30分くらいの所に、「昆虫の家」がある。
その名の通り昆虫だらけで、いまはカブトムシ・クワガタ展をしていた。
生まれて35年、カブトムシに惹かれることもなかったので触ったことがなかったけど、姪っ子が持ってみてと言うので、昆虫を持ち上げる。もちろん素手で。小さい子の頼みならそういうこともできてしまうんだなと我ながら感心する。
父が作っているりんごを姪ともぐ。
姪は何をするにも新鮮ならしく、その姿を見ているだけでも楽しい。
焼き芋の皮をむくだけでも心が躍るようで、なにかひとつできることが増える瞬間をたくさん見れて私は嬉しい。
親戚からもらった枝豆を姪と一緒にもいでいると、「枝豆の赤ちゃん見つけた」と姪が言った。小さいものを「赤ちゃん」と言うのがかわいい。りんごの赤ちゃん、さつまいもの赤ちゃん、ほこりの赤ちゃん。
なんでも子どもの目を通すと世界はきれいだと思った。
家へと戻る兄夫婦たちを見送り、大仕事を終えた気分になる。
8月13日
午前3時に起床。
今回の帰省の目的のひとつだったペルセウス流星群を見るために起きる。
12日23時に極大ということだったけど、新潟ではその時間に見れそうもなかったので今日の午前3時にかけてみた。
家から外へ出て、上を見上げるとすぐに星が流れる。母をたたきおこし一緒に30分くらい見る。10個くらいは流れ星を見れた。
私は4時くらいまで眺めていたけど、曇ってきて見えなくなってきたと思ったら日が昇ってきた明るさだと気づく。
また眠りにつき、起きたら胃痛。
この日1日ほとんどなにも食べれず寝る。
夕方に父と母とお墓参りに行く。
車の中にでっかいかまきりがいて、それを父が捕まえて大切に手に持っていた。次の目的地の途中の良さそうな草むらに放した。
改めて動物とか植物とか好きな父だなと思った。
線香用に買ったチャッカマンを紛失し大騒ぎする。
夜に車で40分くらいの所にある天文台で観測会をやっているので見に行く。
スマホにその日の月の形が残る。
しばらくはこれを眺めて暮らせそうだ。
8月14日
付き合いの長い友だちと出かける。
学生の頃によく行っていたイオンに向かう。
まずは飲み物を買うことにする。
友だちはかなり悩んでいて、懐かしい気持ちと同時にその人らしいなと思った。学生の頃も自販機でよく悩んでいた気がする。
思わぬところでその人らしさを見つける。
飲み物の売り場を3往復くらいしてやっと決める。でもお目当てのものではないらしい。
駄菓子屋さんがイオンの中にあるなで、そこに立ち寄ることにする。
どれも懐かしいけれど、やはり価格が上がっている。そして小さくなった気がする。
でも駄菓子が小さくなったのではなく、自分が大きくなったのかと思うと、それはそれで悪くない気もしてきた。
うまい棒はやっぱりたこ焼き味が好きだ。
いまはもうない地元の駄菓子屋(酒屋)のことも思い出しつつ、ウメトラ兄弟を食べる。
これも4個入りだったはずたけど、3個入りになってた。
分ける人がいない帰りの新幹線の中では3個入りがちょうどよかった。