課長生活30週目(入院1日目)
月曜日は研修を受け、リスクマネジメントに関する新しい分析手法である「POAM」について学習した。経営工学の教授からのレクチャーで、もともとは医療安全対策の目的で受講したものだが、いまの仕事の仕方を改める契機となった。大いに刺激をいただけた。
翌火曜日の夜は、職場の忘年会の下見で部下と呑みに行った。駅からも近く、行き来しやすい場所を見つけ、安堵した。
水曜日は慌ただしかったが、なんとかうまく切り上げ、お得意様周りから直帰した。少し疲れが溜まっているようだったが、やるべきことがはっきりしているし、見通しも立てられていたので、明日はこれこれをやろうと前向きに一日を終えることができた。
そして本日。朝からなんか疲れが取れずに、体調の悪さを感じていた。なんかモヤっとしていて、仕事の行きたくないような気分だった。
しかし具体的に眩暈などもなく、まぁ、やるべきことも決まっているわけで、そのまま出勤した。ただ、口の中が舌を中心にピリピリする感覚があった。少し痺れているような感覚だった。
朝の会議で報告しているとき、そのピリピリのせいで、なんだかうまく話せないことに違和感を覚えた。なんか「かんじゃう」というより、少し呂律が回らない感じ。
そしてメモを取るときの自分の字が、いつも通りには書けないことにも気がついた。これはおかしい、と思い、仕事は中断して、早々に医療機関へ行き、受診をした。
検査の結果は脳梗塞。即時入院となった。
幸い、大きな麻痺もなく、手足は基本的にはきっちり動かせるので、自分のなかで大きな動揺はない。点滴治療も開始となり、おかげさまで呂律もほぼ正常となり、その後の文字の記入や、部下への引き継ぎでの会話も特段問題になることはなかった。
…ということで、今週の仕事は一応ここまで。あらかじめやらなきゃいけないことが整理されていたので、引継ぎもスムーズであった。
繰り返しになるが、「段取り」が極めて大切と実感した。
明日からリハビリを行うようだが、とりあえずそのことも、このnoteに記録しておこうと思う。
誰かの役に立つような入院記録となればいい。
ちなみにこの記事の誤字脱字は、病気のせいなのか、慣れない指で操作しているせいなのか…?