著書がなんかすごい売れている理由を考えたら、モヤモヤした。
著書『女子大生、オナホを売る。』が発売6日で重版が決まり、累計発行部数1万部を突破しました。
Amazonレビューも平均4.9と、我ながらかなり良い。皆様のおかげです。ありがとうございます。
なんでこんなに評価がいいんだろう?
仮説1:期待値調整が良かった。
私が「この本、すげー」って思いながら読んでるビジネス書でも、Amazonレビューはだいたい4~4.5くらい。
なぜ私の本は、Amazonレビュー平均4.9になっているのか?
多分、「タイトルの期待値調整がうまかった」んだと思う。
普通のビジネス書、タイトルがマジですごい。「これを読んだら、自分の悩みが解決されるかも!」ってところをドンピシャで突いてくる。ゆえに、期待値が爆上がりしている。
だから、内容を読んだときに、少しでも期待値と乖離があると評価が落ちるんだと思う。
それに対して、『女子大生、オナホを売る。』は、タイトルがまあ酷い。多分、これを読む人は、対して期待などせずに「まあ暇つぶしに読むか」くらいのノリである。ゆえに、内容が期待を超える確率が高まり、レビューが高くなりやすい。
この本が、『売れ筋商品を作る!コンセプトメイキング』みたいなタイトルだったら、評価はまた大きく変わっていただろうな。
仮説2:言い訳したくなるので、UGCが伸びやすい
多分、この本を買う人は、言い訳がしたくなる。
「変な目で見ないで!これはマーケの本だから!エロとか興味ないから!」
みたいな。言い訳とは、自己満足である。だから直接的距離にある人に言わなくても、SNSで言うだけで満足してしまうところがある。(私生活の愚痴を、自分の私生活を何も知らないフォロワーに打ち明けるようにね。)
ちなみに、私が献本した経営者の方も、会社にこの本が届いてしまい、弁明するかのようにツイートしてくれていました。(半分ごめんなさい、半分ありがとうございます。)
仮説3:単純に、内容が良かった。
SNSでの評価や、レビューを見ていると、どうやら内容が良かったらしい。
「プロモーションを語るマーケ本はあるけど、コンセプト考案を語るマーケ本は珍しいので、助かった」
「具体例を出しているのがわかりやすい」
「ロジカルに説明されていて参考になった」
などなど。
でも、すごい違和感がある。
著書がたくさん売れると、著者である私はかなり持て囃される。「頭がいい」とか「泥臭い」とか「学生でこんなことができるのはすごい」とか。
でも、これらの仮説をよく考えてみると、
つまり、本当にすごいのは。
つまり、私はただ自分の役割を全うしただけであり、本当にすごいのは、この条件や環境を揃えてくれた周囲の皆様のおかげなのである。
著書にも似たようなことを書いたけど、出版して評判を見てから、さらにこれを感じるようになった。
個人名で活動している人は、少なからずこの感情はあるのではないでしょうか。
だから、自分が持て囃されているこの雰囲気にものすごくモヤモヤしつつも、このモヤモヤを「謙虚さ」に変えて、引き続き周囲への感謝を忘れず言葉にしながら生きていこうと思います。
この事実を再認識した瞬間、noteに書かざるを得なくなりました。
以上です。かしこ。
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【週間】リコピン徒然草
つれづれなるままに、日暮らし、Macに向かって、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくします。
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