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ChatGPT o1に統計検定の勉強をサポートしてもらえるかも。


背景

統計学実践ワークブック(WB)の勉強が統計検定準一級の取得には必要ですが、WBは自分で行間を埋める必要があります。浅く広く統計学の知識をまとめている教材なので仕方がないのですが、自分で行間を埋めるのは結構大変です。
無料で解説してくださっているサイトも多数ありますが、単元ごとに複数のサイトを行き来する必要があったり、自分にあった説明をしてくれているサイトに出会うまで時間がかかるなど、意外と労力がかかります。

そこで最近話題のOpenAI-o1が統計検定の勉強をどれくらいサポートしてくるのか検証してみました。OpenAI-o1は、従来のモデルと比べ、数学やコーディングなどのタスク、複雑な推論を実行することに強みを持つモデルです。詳しくはこちら

私が苦労した分野の解説をしてもらった

WBで初見で理解するのに苦労した分野をいくつかピックアップしてみました。WBの問題をここに載せるのはあまりよくないかなと思い、一般的な形で質問してます。なので、WBを持っていない方も、この分野の質問してるんだなくらいの感覚で見ていただければと思います。

以下私のプロンプトとそれに対する回答を載せます。
ChatGPTの回答をNoteにうまく表示させれなかったので、回答は画像となります。見辛いですが、ご了承ください。

最初のプロンプト

私もプロンプトエンジニアリングは勉強中ですが、最初にロールを与えると精度が上がるようですね。

(私)
あなたは統計学の専門家です。 統計学に関連した数学に精通しています。
私は統計学の初心者です。 これから統計学に関連したした質問をいくつかします。 初心者にもわかりやすく回答してください。
必要であれば数式をつかって説明してください。 式変形はステップバイステップで丁寧に説明してください。

(ChatGpt)
こんにちは!統計学についてのご質問がありましたら、何でもお聞きください。初心者の方にもわかりやすく、ステップバイステップで丁寧にご説明いたします。

多次元正規分布の線形変換

第6章の多変量正規分布から解説してもらいました。

(私)
多変量正規分布の線形変換についてわかりやすく教えてください。 一般的な説明と、二次元正規分布を例にした具体的な説明をしてください。

(ChatGPT)

(私)
どうして線形変換後の共分散行列はAΣA ⊤で求められるのですか?

(ChatGpt)

少なくともWBよりは丁寧に式変形してくれていますね。ついていけない式変形、公式などがあれば、適宜、追加のプロンプトで質問すればきっとより丁寧に教えてくれるはずです。
式だけではなく、その解釈にまで言及していますね。勉強不足で、解釈がハルシネーションなのか判断できませんが、感覚的にはそれっぽいことを言ってますよね。詳しい方いたらご指摘ください。

変数変換

次は第4章変数変換です。
例題の問4.2の問題をほぼ貼り付けて解説してもらいました。

(私)
X、Yが独立でそれぞれパラメータλの指数分布に従う。X+Yの確率密度関数を求めよ。

頼んでもいないのに追加の解説を加えていますね。
ここで全てを理解できなかったとしても、関連するキーワードからさらに勉強できそうだなと思いました。

複合ポアソン分布

15章の例2です。ここもかなり苦戦しました。

(私)
ポアソン複合過程に従う確率過程Xの期待値、分散、とモーメント母関数の導出をわかりやすく説明してください。 式変形の過程もステップバイステップで説明してください。

(ChatGPT)

見慣れない公式が出れば、その都度、解説してと質問すればいいと思います。

(私)
4.1の全分散の公式について、さらに解説して

(ChatGpt)

感想

勉強の効率上がりそう

WBに限った話ではないですが、教科書って意外と解説の欄が短かったりしますよね。行間をうまく埋めてもらえば、より効率上がるなと感じました。質問のプロンプトに、問題と教科書の解答を入れてあげて、さらに詳しく解説して、などとお願いするのも良さそうですね。

OpenAI o1について

OpenAI o1は、2024年10月15日現在、有料版でしか利用できません。また、プロンプト数にも制限があります。現時点では、o1を使って勉強すると、すぐにリミットがきてしましいそうです。無料版のモデルや有料で無制限に使えるモデルと、精度にどの程の差があるのかも気になるところですね。

免責事項

本記事に含まれる一部の情報は、OpenAIのChatGPTを使用して生成されたものです。ChatGPTは高度なAIツールですが、提供された情報の正確性や完全性について保証するものではありません。したがって、本記事の内容において誤った情報や誤解を招く表現が含まれている可能性があり、これに関しては一切の責任を負いかねます。特に重要な決定を行う際は、必ず他の信頼できる情報源と照らし合わせてください。

雑談

今の子供達がどの程度生成AIを活用しているのかわかりませんが、一人一台PCを持って生成AIと対話しながら授業を受けるみたいな学校にすぐなりそうだなーと感じました。もう子供達は自分よりよっぽど賢い使い方をしてそうだし、そんな学校もうありそうですが。
僕は小学生のときから勉強があまり得意ではなく、先生に質問するのも苦手だったので、わからないところがあるとそのまま放置してしまい、よく置いていかれていました。中学生になっても分数の足し算ができなくて、泣きそうになっていたのを今でも覚えています。
なので、僕まだ小中学生だったときに、生成AIがあればもっと楽だっただろうなーと思います。こんなこともわかんないのって言われる恐怖もないし、何回同じことを聞いても怒られないし。
もちろん、デメリットもあるのでしょうが、一人が一つの生成AIのサポートを受けながら、従来型の教育を受けるれる学校って素敵だなと思います。



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