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トラックドライバー

今回は実際にトラックドライバー業界のあるあるを連発でお届けします。

・事故らないためのジンクスがある、洗車、室内を掃除。ハンドル、メーター周りを綺麗に拭く。左足から乗る。キーを回す前にハンドルを優しくトントン叩くなど。

・重いものをもつための筋肉が発達しているが、運動が得意なわけではなく、それ以外のことには役立たない。

・爺ちゃんドライバーは細く見えるのに、軽々と荷物を持ち上げる筋肉ではない謎の技術を使って持ち上げてる。ネテロみたいな感じ。

・マンションや、山の上の邸宅などを見ると職業病が発症無意識に「ここに荷物を入れるなら……」と考えてしまう。イヤな職業病。

・Googleマップの普及により土地勘が鈍っている、昔は地図を駆使していたため、頭のなかに地図がインプットされていた。今は電波が弱かったり通信障害などがあると詰む。たまにやばいところに連れていかれる。

・バックモニターが付くと野生の勘が衰え、ヘタになる昔はセンサーもカメラもないのに「何かヤバい!?」というニュータイプ的な勘が働いたが……。便利な道具とともに、我々は本来持っていた能力を失ったのだ。

・スマホが便利すぎる昔はCDチェンジャーに数百枚のCDをセットしてる人いたが、今はスマホが一個あれば事足りる。地図や無線、オーディオなど、スマホのおかげで車内が広々使えるようなった。

・鏡を見て「ダッセェ作業服だな」と思ってたけど、イケメンが着てたらカッコよかった、単にモデルが悪かっただけなのかもしれない。

・トラックドライバーだからといって、運転がうまいわけではない、プライベートで運転を頼まれる時、過度な期待はしないでほしいと思う。ただし道には詳しい。

・大学を出ているだけでエリートとかインテリといったアダ名がつく物珍しいから……

・デジタコという機械でトラックの動向が事務所に管理されててサボれないもう「待ち時間が長いからコンビニに行ったよ?」「事故起こしそうなくらい眠かったから寝た」って感じで開き直るのが吉。

・積んで降ろす、というシンプルな仕事だからこそ上手い下手の差がすごく出る1件の荷下ろしが5分遅いと、10件の配達で50分残業することになる。

・トラックは大きいから運転するのが怖い?いいえ。むしろ車高が高いから、視野が広くて運転しやすい。

・乗り心地の悪い乗用車を「トラックみたい」というが……最近のトラックはラグジュアリー感すごい。

・大きなトラックだと運転席のすぐ後ろにベッドがあったりする仮眠用だけど、家の布団よりふかふか……。意外と快適

・こだわる人は、内部を家みたいに快適にしてる。オーディオの充実、電気ポットでラーメンを作ったりコーヒーを淹れたり、お風呂セットを常備したりしている。

・対人ストレスは通常の職種より少ない、荷物さえ積み込んでしまえば、あとは一人だから。

・他人にあまり関心がないくせに、トラックのカスタムにはめちゃ興味あるトラックのサイドを照らすマーカー球を変えただけでも、すぐ気付いて集まってくる。

・ギアチェンジのためのシフトノブを変えたがる、クリアな材質の中に造花が入ってるやつとか。原始人の槍みたいに長いのもある。バックギアをたまに間違える。

・狭い住宅街で荷下ろしをしている時に限って乗用車が来る、例え10m程度であっても、絶対迂回してくれないのでこっちが移動する(一般車両が絶対的に優先)

・時間指定が異様に細かい現場があいないな指定してるのにいないとかマジである。指定の意味…


・一見曲がれそうにない道でも、30回くらいハンドルを切り返せば曲がれる人とトラックに不可能はない。

・荷物を持つ時のゴム手袋は伊達ではない、摩擦によるグリップ効果で3倍くらいの重量が持てる。引っ越しの時なんかにも役立ちますよ!

・配送用エレベーターが永遠に下りてこないので階段で行く、配送用のエレベーターは、多くの荷物を積み下ろしできるように「開けたまま固定できる」。そのため、上で使用してる人が開けたままにしてると、永遠に下りてこない。

・荷積みするヤードのゴムの部分に鳥の巣が出来たりする条件が良いのか、たびたび巣が作られる。

・無骨なオヤジたちも雛たちの様子を優しく見守る、凶悪な顔のSさんも、プロレスラーみたいな体格のHさんも、全員頬が緩むのであった

・運ぶ荷物が変わると、別業種と言っても過言ではない、たまに違う部署へ出向するが、ルール、積み方、伝票処理、納品方法……全てが違うのでド新人ドライバーと同じレベルで何もできない。

・急勾配すぎる道は一度止まってしまったら終わりどっちにも動けなくなって、ただ冷や汗だけが流れ続ける。

・狭い道をバックで出なければならない時、巨人に助けてもらいたくなる。そんな巨人は来るはずもなく、泣きながら数百メートルバックする。

・細い路地にハマって動けなくなった時、大型クレーンで吊り上げて救出してもらったホッとしたけど、トラックのフレームが曲がってしまった。

・大雨、大雪、酷暑だと、実は大雪が一番マシ、雪はチェーンを巻けば無敵!ってくらい普通に走れる。でも酷暑と大雨は、荷下ろしの時逃れようがない。

・4階以下はエレベーターついてないとか、キツ過ぎる2階建てのアパートすらエレベーターをつけてほしい。“”出たな!!【カ・イ・ダ・ン】””

・できたてのダンボールはあたたかいダンボールそのもののみを運ぶ専門の業者もいます。信じられないぐらい長いトラックがある。長すぎてふらふらしている今にも倒れそう。

・意外とその土地の美味しいものなど食べたことはない、仕事柄、各地には行くんだけど、タクシーと違い、トラックを停められる駐車場が限られているんです。

・停めるところがないのでトイレもめちゃめちゃ我慢する、なので、携帯トイレを常備している。一回も使ったことはないが、「携帯トイレがある」と思うと安心感が生まれる。

・コンビニはドライバーたちのオアシス。ドライバーそれぞれ行きつけのコンビニがあり、マドンナがいたりする。郊外のコンビニなら駐車場が大きく、確実に「駐車できる」。そして「食事」や「トイレ」も済ませられる。まさに天国。

・眠気対策は、無い何をやっても眠い時は眠い。事故を起こしそうなくらい眠い時は諦めて仮眠をとるか、一回駐車してスクワットしてます。おそらく太ももの血流が悪くなっている。

・自宅のリビングでうつらうつらしてる時にビクッとして飛び起きる運転中に眠っちゃったかと思った……。

・倉庫へ帰るまで配車(仕事の内容)はわからない、めちゃめちゃ楽な時もあればキツい時もある。僕のように「言いやすいメガネキャラ」は、厳しい配車に回ること多し。

・現在はスマホのグループチャットで喋ってる暇だから永久に喋り続けてるおっちゃんもいる。

・深夜に繁華街を通り抜ける時ワクワクする昼間はあんなに人がいたのに、今は自分が道を独占してる!という快感。

・トラックのナンバープレートは2種類ある緑ナンバーは他社の製品などを運ぶ営業用(宅配便なども緑)、白ナンバーは自社製品を運ぶ自家用(通称 自社便)。今は白ナンバーはほぼいない。トラック野郎みたいな人はもう絶滅危惧種。

・夜明け前くらいに「もう無理~!」ってなる

・何年もドライバーやってるのに、夜明け前くらいはいつも最強に眠たく、疲労もピークに達して、「無理……もう無理~!」となる。

・夜通し走って到着した朝は、缶コーヒーが死ぬほどうまい。どんなこだわりの喫茶店より美味しい。

・帰り道はラジオや音楽を聴いたりして最高の気分

達成感がハンパない。さっきまで眠かったハズなのに、鼻歌まじりでご機嫌になってる。

・朝日が照らす景色は息を呑むくらい美しい

こんな仕事も悪くないなぁと悟りを開く。

まとめ
配送トラックのドライバーだけがわかる「あるある」、いかがだったでしょうか?

平均拘束時間が13時間とゆうだけあって仕事をしている時間が長いです。ハードな仕事ではありますが、ひとりの時間が多くて気楽だったり、夜明けの帰り道で達成感を感じる瞬間もあったりします。



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